甘えん坊な子供はどう育てたらいい?甘やかしすぎると将来が不安!?


profile17(100)

甘えん坊の子供はどう育てればいいの?

そもそも、甘えというものは子供にとって必要なものなので、甘えはしっかり満たしてあげてほしいと思います。お母さんから離れないということは、子供に不安がある場合が多いので(原因がお母さんという意味ではありません)、不安がなくなるくらい安心感で満たしてあげられることが理想ですが、お母さんはたくさんの事柄を抱え、お母さん自身も不安な中子育てをされていらっしゃると思いますので、実際には難しいことだと思います。ですから、できるだけ愛情を伝え、かまってあげることが難しい時やかまってあげられない状態の時は、周りの人に助けてもらってください。shutterstock_366830657

子供が甘えん坊の原因と甘える心理は?

子どもには甘えが必要です。

子共は環境の変化や体調がすぐれない時、兄弟や他の子に親の関心が向いていると感じる時など、不安が増えている時に甘えたがることがあります。心の中に不安がわくので自分の心を落ち着かせたくて安心できるようにそれを得ようと求めているのです。

甘えが十分に満たされると、子供はだんだん外の世界に興味がわいてきます。最初は2・3歩程度ママから離れていってすぐに振り返ってママを確認する。次はもうすこし長い距離を離れてまた不安になって戻ってくる―この繰り返しで少しずつ外に出ていくようになります。子供が安心して外の世界に出ていくためには、戻ってきた時にしっかり受け止めて甘えさせてあげられること、「ママは僕(私)のことが好きなんだな」と子供がわかるように言葉と態度で伝えていくことがカギとなってきます。

子供の頃甘えん坊だった子供の将来はどうなる?このままで大丈夫?

子供がたくさん甘えてくると将来が不安かもしれませんが、しっかり愛情表現をして、ダメなものはダメときちんと伝えられていれば、それほど心配をしなくても大丈夫ではないかと思います。
逆に、あまり甘えない子は、本当に満たされているから甘えないのか、「甘えても受け入れてもらえない」と諦めて甘えないのかのどちらかになりますが、諦めて甘えられなくなっている場合、必要な甘えが満たされてない状態だといえます。この状態が続くと愛情不足が原因で病気になったり、人間関係の構築が難しくなるなど問題に繋がる可能性もありますので、大変かとは思いますが甘えられることはとても健全で必要なことだと捉えていただければと思います。

甘えん坊の子供で男の子・女の子別の対応方法や特徴は?

男の子・女の子で甘えてきた時の対応を変えるということはあまりありません。
ただ、ママから離れるのが難しい子は男の子が多いようです。
男の子・女の子どちらの場合も甘えん坊であることをあまり心配しすぎずに、その時その時で、そのお子さんが何を求めているのかをじっくり観察して、求めているものを与え、時にはルールを教えるためにダメなことをダメだと教えることで子どもと一緒に育っていくつもりで取り組んでいただけたらと思います。
shutterstock_157298654

甘えん坊の子供の性格を変えることはできる?正しい育て方は?

甘えん坊の性格を無理に変える必要はないと思います。子供は甘えられないと病気になってしまうこともあるので、甘えが必要という認識をもっていただければと思います。

例えば、幼稚園や保育園に行きたがらないという子の場合、将来引きこもりにならないか?不登校になるのではないか?と心配になる方も多いようですが、心理面から言うと、これはあまり問題ありません。この時期は、母親と離れていく練習の期間なので、時折行きたくないというのは当たり前のこと。もし、行きたくないと言った時は、抱っこしたり、スキンシップをしたりしながらお子さんの気持ちを聴き受け入れてあげてもらえたら、お子さんもママと離れる勇気を得られるかもしれません。できれば、パパやおじいちゃんやおばあちゃん、ママ以外の大人と遊ぶ機会を増やし、ママ以外の大人が外に連れ出すようにして、ママと離れていられるように手伝ってあげるといいですね。

まとめ

赤ちゃんはお腹の中にいる間、温度が一定に保たれていて、お腹が空くこともなく、とても居心地よく安心していますが、外に出てくると寒暖の差があり包まれ守られた感覚もなくなることで、恐怖や不安をたくさん感じることになります。だからお母さんの包み込むような抱っこが必要なのです。
もう少し大きくなってくると、認められたり褒められたり受け入れられるということも子どもの心を満たすものになります。

子どもに抱っこやスキンシップを求められ、それに応えることは、実はお父さんお母さんの気持ちも満たしてくれるものなので、お互いに気持ちや欲求を満たし合ってあたたかい親子関係を築いていくことが理想的です。もしも、それが難しいと感じる場合は、子育てカウンセリングなどで相談してもらえたらと思います。shutterstock_247460464

広告

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

注目の専門家

注目の専門家

保健師・赤ちゃん発達アドバイザー

佐藤 千穂美

今週のピックアッププロフェッショナル

今週のピックアッププロフェッショナル

ウェディングアドバイザー

有賀 明美

プロフェッショナル一覧

プロフェッショナル募集

» 続きを読む

ピックアップ記事

ピックアップ記事

【子育て貧困世帯】子どものためにパパ・ママが知っておきたい育児支援まとめ


近年、問題になっている「子どもの貧困化」。
子どものために今、何ができるのでしょうか。

今回は、「子どもの貧困化」が進む今だからこそパパ・ママに知ってほしい育児支援やサービスについてご紹介します。

広告
モバイル