18 Aug 2016
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産後クライシスとは?原因は??
産後クライシスというのは、産後2~3年の間に、夫婦仲が悪化することを言います。これは、産後のホルモンのバランスが1つの原因だと言われています。女性はもともと、ホルモンバランスによって情緒や神経が乱れやすいですが、産後はさらに赤ちゃんに母乳をあげるために、オキシトシンや女性ホルモンがさらに過剰に出るので、より不安定になっています。そんな時に、旦那さまが仕事ばかりで家事や育児に協力的でなかったり、自分は育児に追われて大変だったりということがあると、妻の夫に対する気持ちが冷めていってしまい、産後クライシスを招きやすくなってしまいます。
産後クライシスはいつまで続く??終わりはいつ?
特に産後1ヶ月は感情やホルモンが安定していないので、産後クライシスになりやすいですが、その後は、すぐに治る人もいれば、中には2〜3年続き、そのまま離婚してしまうような夫婦もいます。ホルモンや体の状態が落ち着くのは、産後半年くらいと言われているので、半年という時期は1つの目安になるかもしれません。そのため、産後すぐの女性はなるべくゆっくり過ごせるようにしてください。
また、個人差はありますが、「しっかりしなきゃ」と思っている人ほど産後クライシスに直面しやすいようです。あまり無理をしすぎると自分を追い詰めてしまって、旦那さまとの関係も悪化することになりかねないので、気持ちを楽に持つように心がけましょう。
産後クライシスの改善方法!夫側・妻側別の対処法は?
男性は、まず女性は生理やホルモンのバランスによって気分の浮き沈みがあるものということを理解してください。それは、妊娠中かどうかや出産しているしていないにかかわらず、そういうものだということを知っておきましょう。そして、出産後は、ホルモンのバランスの変化はより激しくなります。その上、出産によって体の体型が崩れたり、生活環境が変わったりということから、本当に大きな不安を抱えているものです。
そのことを理解するだけで、旦那さまは態度や行動も変えることができ、その態度ひとつで女の人はすごく安心します。ですから、男性はとにかく女性をねぎらってあげてください。それだけで、女性は安心でき、不安が少し減ります。
また、妊娠中から男性ができることもたくさんあります。お腹が大きくなると靴下も履けない状態になるので、コップ1つ洗う、片付けるなど、些細なことでいいので、家事に協力しましょう。
女性は、産後クライシスに対しては気構えず、落ち込んだりした時に、「ああこれがよく言われている産後クライシスなのかな」と逆に楽しんでみると楽になるかもしれません。
産後クライシスは誰に相談したらいい?カウンセリングは受けられる?
各市町村には、子育て支援窓口が必ずあり、地域によっては家庭訪問のようなものもあり、子育てのフォロー体制は大変整っています。身内が近くにいなくても、そういったフォローサービスを利用したり、子育て広場などに参加したりするのも気分が変わるのでおすすめです。また、1ヶ月健診までは出産先の病院で助産師さんに相談すると、親身になって話を聞いてもらえることもあります。
ただし、お父さんお母さんの心構えや、家族に対するカウンセリングは進んでいますが、夫婦関係に関しては日本ではそこまで相談に乗ってくれる場所がないように思うので、まずは旦那さまと話し合いましょう。他にも、同じく出産を経験している友人に話せる人がいるなら、頼ってみましょう。
産後クライシスで離婚すると後悔する人が多い?離婚を考えてしまったら?
産後クライシスで離婚してしまうと、後悔する人も多いので、もう一度深呼吸をしてみて、本当に産後1人でやっていけるのか、経済面は大丈夫なのか、子供を安心して育てられる環境が自分1人で作れるのか、母親と父親の役割を1人でできるのかを考えましょう。
また、もし夫婦関係が悪化している場合は、できれば男性が女性に時間を作ってあげる努力をしてほしいです。お母さんがゆっくりできる時間や落ち着いて2人で出かける時間を作ってあげることで、リフレッシュできるのではないかと思います。
まとめ
出産・育児ははじめてのことなので、誰もが完璧になんてまずできないと思います。育児やこれからの夫婦の関係について不安になるということは、きちんと考えている証拠だと思うので、まずは自分を褒めてあげましょう。
そして、ご夫婦できちんと話し合い、お互いの素直な気持ちを伝えられるといいですね。
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