【子育て貧困世帯】子どものためにパパ・ママが知っておきたい育児支援まとめ


近年、問題になっている「子どもの貧困化」

山形大学の戸室健作准教授の調査では、生活保護費以下の収入で暮らす子育て世帯がこの20年で倍の10%以上になったと判明しています。

問題の背景としては、
①シングルマザー・シングルファザーの増加
②非正規雇用の増加
③税制・社会保障の問題

などがあります。

このような状況は、今すぐ改善されるものではありませんが、親なら誰しも「子どもにはつらい思いをさせたくない」と思いますよね。今回は、「子どもの貧困化」が進む今だからこそパパ・ママに知ってほしい育児支援やサービスについてご紹介します。

生活保護とその他の支援制度・公的機関

◆「生活保護制度」って何?

生活保護は、最も一般的な公的扶助制度で、最低限度の生活を保障するために必要な額の給付金が支給されます。
受給できる額は、収入や家族構成、お住まいの地域によって大きく異なるため、まずは管轄の福祉事務所で相談し、申請手続きを行う必要があります。

相談窓口は、厚生労働省の公式ホームページから確認することができます。

「厚生労働省 福祉事務所一覧」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/fukusijimusyo-ichiran.html

申請後、調査が行われ申請が通れば生活保護として支援をうけることが可能です。

◆シングルマザー・シングルファザーのための「児童扶養手当」

児童扶養手当は、一人親家庭の児童のため、地方自治体から支給される手当のこと。

たとえば、
・離婚した場合
・父母どちらかが死亡した場合
・父母どちらかに障害がある場合
などが該当します。

手当の額は、子ども一人の場合月に4万2000円、二人の場合4万7000円、三人の場合5万円(それ以降一人につき3000円追加)と定められており、毎年改定されます。
申請は、お住まいの地域の保健福祉センターで行うことが可能となっています。

◆お金に困ったときの「生活福祉資金」「母子父子寡婦福祉資金貸付金」

子育てのお金が足りない人のための資金貸付制度の代表的なものとしては、「生活福祉資金」「母子父子寡婦福祉資金貸付金」などがあります。主に生活費や住居費、教育費、冠婚葬祭費、住宅費などに適用され、連帯保証人がつけば無利子で8か月~20年貸付を受けることができます。

条件は世帯によって異なり、申請はお住まいの市区町村社会福祉協議会にて行うことができます。

◆子供の悩みなら何でも聞いてもらえる「児童相談所」

児童相談所では、子育てに関するあらゆるお悩み相談を受け付けています。どこに相談すべきかわからないという方は、地域の児童相談所に問い合わせれば、適切な解決方法を提案してもらうことができますよ。

◆母親と子どもが生活できる「母子生活支援施設」

母子生活支援施設とは、行き場のない母子がともに生活でき、さまざまな自立支援サービスを受けられる施設。離婚やDVなど、どうしても家にいられない事情ができてしまったときは、まず地域の福祉事務所に問い合わせ、入所について相談するようにしましょう。

利用料は、収入によって異なり、場合によっては無料で利用することもできます。

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◆医療費や健康の相談は「保健所・保健センター」

保健センターでは、それぞれの市町村で地域の人々が健康的な生活を送れるよう地元に密着した支援活動を行っています。
支援の内容は、育児相談や子ども栄養指導、無料検診、乳児家庭への訪問など地域によってさまざまですが、健康相談は基本的に無料です。

お住まいの地域にある保健所・保健センターにお問い合わせください。

◆その他の医療支援

・子どもの医療費助成制度

子どもが健康保険証を使って医療機関を受診した場合、全額または一部の医療費を負担してもらえる制度。過去の医療費も払い戻しできる場合がありますので、医療費の負担が大きいという方は一度保健福祉センターに問い合わせてみてはいかがでしょうか。

・無料低額診療

一部の医療機関では、どうしても医療費の支払いが困難な方のため、無料もしくは低額で診療を行っています。実施機関は、現在全国に500以上あり、全日本民医連の公式HPから検索することができます。

「全日本民医連」http://www.min-iren.gr.jp/?p=20120

・ひとり親家庭医療費助成制度

離婚などの理由などによってひとり親の家庭となった世帯に対する医療費支援制度です。申請せずとも対象者に医療証が送付される場合もありますが、送付がない場合は申請手続きをする必要があります。お住まいの市町村にご確認ください。

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その他の知っておきたい支援活動・サービス

◆全国に広がる「子ども食堂」

「お腹が減った子供たちにおいしいご飯を食べさせてあげたい!」「地域のつながりをもっと活発にしたい!」そんな思いのあるボランティアの方々が全国に広げつつある「子ども食堂」。

子どもだけでも、親子でも訪れることができ 無料・または低価格で食事を提供してもらうことができます。ご飯を食べながら、地域の方との会話する「交流の場」としても注目されており、さまざまな面で地域の子どもたち・親子を支えるコミュニティとなっています。お近くの子ども食堂は以下のページから検索することができます。

「全国こども食堂マップ」http://netatyou.jp/2016/01/10/child-welfare/

◆訪問型子育て支援ボランティア「ホームスタート」

「ホームスタート」とは、「子育てを手伝ってほしいけど、頼れる人が身近にいない」という方の家庭に、研修を受けたボランティアスタッフが足を運ぶ訪問型育児支援活動。

無料で育児・家事を手伝ってもらうことができ、育児の悩みについても気軽に相談できます。
お住まいの地域で「ホームスタート」事業を行っている団体は、「Home-Start Japan」のHPから確認することができます。
「Home-Start Japan」http://www.homestartjapan.org/local/

 

 


今回は、いざというとき頼りになる子育て支援制度・サービスをご紹介しました。
「子供の貧困」が深刻化する一方で、「助けたい」という思いを持った方もたくさんいることは、パパ・ママにとってとっても心強いですよね。

困ったとき・悩んだときは、一人で抱え込まず、まずはお住まいの市町村にある相談窓口や育児支援団体に相談してみてください。きっと、よい解決法が見つかると思いますよ。

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