妊娠初期の腹痛対処法!お腹の赤ちゃんへの影響は?


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妊娠初期の腹痛はいつからいつまで?

妊娠初期の腹痛は、個人差はありますが、よく聞く話です。
下腹部がキューっとなる痛みや、チクチクする痛みなど感じ方は様々です。
中には、着床痛と言って、受精卵が着床するときに痛みを感じる方もおられるようです。その後、胎児が徐々に成長していくにつれて、生理痛のような下腹部痛を感じる方もおられます。そして、その後は徐々に胎児や胎盤を作っていくために、子宮は大きくなっていきます。それによるけん引痛が、生じる方がおられます。これは、個人差はありますが、安定期(妊娠15週頃)まで続くことがあります。ですので、妊娠初期の腹痛は妊娠3週頃より、妊娠15週前後まで続く可能性があると考えていてください。

腹痛の原因は?チクチクした痛みは大丈夫なの??

チクチクした痛みは病気?と不安になる方もいらっしゃいますが、病気ではありませんので安心してください。
妊娠初期のチクチクとした痛みの原因は、主に子宮が大きくなることによるけん引痛です。もともと、妊娠前の子宮はにわとりの卵(約50g)ほどの大きさです。それが徐々に大きくなり、妊娠11週末では手の拳ほどの大きさになり、妊娠15週末には子供の頭の大きさほどになります。16週頃になると骨盤より大きくなり、お腹から子宮底を触ることができるようになります。それほど小さかった子宮が、他の臓器を押しのけて大きくなっていくために、どうしても子宮を支えている靭帯は引っ張られ、けん引痛が起きてしまうのです。

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便秘や下痢が原因になっていることもある??

妊娠初期は、卵巣の妊娠黄体というところから、妊娠を維持するホルモンが出ています。その中の「プロゲステロン」というホルモンが、弛緩性の便秘を引き起こします。それにより、お腹がはった感じがしたり、痛く感じたりすることがあります。また、薬をしようしていたり、しばらく便秘をすると、溜まった便を出すために急に下痢になることがあります。この時は、腸蠕動運動が活発になり、強い腹痛を引き起こすことがあります。

腹痛がつらい時はどうしたらいい?対処法は?

◆温める

冷えは妊婦さんの大敵です。下肢の血流は、ダイレクトに子宮に関係しています。
ですので、下腹部だけでなく、下半身全体を温めることを心掛けましょう。靴下はハイソックスやレッグウォーマーを使用し、ふくらはぎまで温めましょう。また、陰部を温めるのも効果的です。市販のよもぎ蒸し陰部パットなどを使用すると手軽に行えます。そして、お腹回りは、腹巻や、毛糸のパンツなどを使用するといいでしょう。

◆安静にする

痛みが強いときは安静にしましょう。立ったり、座ったりするとどうしても重力で子宮が下に引っ張られがちで、けん引痛が強くなる方がいます。痛みが強い時はできるだけ寝転んで様子をみましょう。

◆ストレスをかけすぎないように

仕事のストレスや、上の子供の育児、家事などでストレスが多くなりがちです。妊娠中は精神的なものも大きく影響します。上手に手を抜くこともしましょう。

◆ゆったりとした生活を

現代社会では、とても速足で歩いている人が多いものです。ですが、腹痛が起こりやすい期間は焦らず、ゆっくりと生活してください。
痛みがあるときは、動作をゆっくりすることで、少し痛みが軽減します。

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流産の心配や赤ちゃんへの影響はあるの?危険な腹痛の見分け方は?

◆流産の危険

断続的な下腹部痛や、出血を伴うもの、動けないくらいの痛みがあるときは体に異常が起きている可能性が強いので病院を受診しましょう。また、診察で血腫があると言われている方や、胎盤が子宮の入り口に近いと言われている方などは出血とともに流産をしてしまう危険が高く、注意が必要です。

◆子宮外妊娠

子宮の中に受精卵が着床せず、卵管や卵巣などに着床してしまうことがあります。これも、強い腹痛があったり、出血したりします。子宮外妊娠の場合は、破裂してしまう危険があり、非常に注意が必要です。子宮外妊娠のときは妊娠継続が不可能となってしまいますので、妊娠の可能性があり、痛みが強い時は早めの受診をお勧めします。

妊娠初期の腹痛と腰痛は関係ある?

腰痛については、腹痛と同様に子宮が大きくなることで、けん引されて痛みがでてくることもあります。また、プロゲステロンは、子宮を柔らかくする作用もあるのですが、それと同時に骨盤を支えている靭帯も緩めてしまい、骨盤のゆがみが生じて腰痛が出現することがあります。

妊娠初期の腹痛でお悩みの方へのアドバイス

妊娠初期は、胎動もまだわからず、診察の頻度も少ないため不安を生じやすい時期です。また、流産の危険も高い時期でもあります。そのため、少しでも痛みなどの症状があれば不安になりやすいと思います。その痛みは、「お母さん、もっとゆっくりして」という赤ちゃんからのサインかもしれません。不安に思うよりも先に、一歩立ち止まってゆっくりとし、まだ見えない赤ちゃんと会話してみてはいかかでしょうか。

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まとめ

妊娠初期の腹痛は妊娠3.4週頃から安定期(妊娠15週ころ)まで続くことがあります。また、腹痛にも正常、異常があり、その見極めが大切です。
また、痛み対策として下半身を温めることや、ゆっくりと毎日を過ごすことが有効です。妊娠初期の腹痛はつらいものですが、今回ご紹介した対処法をぜひ実践していただき、乗り切っていただければと思います。

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