妊娠初期の頭痛対処法!市販の頭痛薬を使っても大丈夫?


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妊娠初期の頭痛の原因は?

生理の時に、月経前や月経中に頭痛を感じる人も多いと思いますが、これはホルモンバランスが崩れたことによるものです。妊娠中は、月経前後と比べものにならないくらい、ホルモンバランスがくずれてしまうので頭痛を感じ、憂鬱になる人も多いのです。
不調を感じやすい原因に大きく関わっているのが、黄体ホルモン(プロゲステロン)です。黄体ホルモンは、子宮内膜を維持させたり、乳腺を発達させたり妊娠維持には欠かせないホルモンとなります。しかし、妊娠初期は胎盤がまだしっかり作られていないため、分泌が安定せずに頭痛が強く生じたり、嘔気や嘔吐がでたりします。

ですので、頭痛がある時や体調が優れない日は、しっかり子宮内膜を維持するホルモンが出てくれているということを自分に言い聞かせるといいかもしれませんね。
また、妊娠中は非妊時より血流量が20~30%増えると言われており、脳血管も拡張しやすくズキズキをした頭の痛みを感じるかもしれません。そんなときは、少し安静にして軽く頭を冷やしてあげるといいでしょう。

頭痛時の対処法は?

◆頭部を冷やす

脳血管の拡張が原因の頭痛であれば、冷やすことが効果的です。しかり、冷やしすぎには注意しましょう。また、自分が気持ちいいと感じる程度にしましょう。

◆アロマテラピーやハーブを試してみる

好き嫌いはありますが、アロマやハーブも効果的と言われています。
頭痛に効くアロマはペパーミントや、バジル、タイムなどがあります。基本的に自分が気持ちいいと思うアロマやハーブを使用することをお勧めします。
しかし、妊娠中に使用できないものもあり、注意が必要です。ハーブやアロマ専門店で相談するとよいでしょう。

◆肩・頚部を温める

肩こり、頚こりを感じている方なら効果的です。温めたタオルを頚部や肩におき、ゆっくりしましょう。shutterstock_405911854

異常な頭痛にご注意

妊娠初期の頭痛は、ほとんどホルモンバランスの変化によるものと思われます。しかし、たまに血圧が上昇して頭痛を起こしている方がいるのでご注意を!

頭痛の他に、目がチカチカしたり、嘔気がでたり、めまいがしたりしてくると要注意です。自宅に血圧計があるのであれば、測定してみてください。そして、血圧が140/90を超えるようであれば、検診で行かれている病院に相談してみましょう。
また、血圧計がない方は、一度病院に相談してみましょう。

妊娠初期の頭痛でカロナールなどの頭痛薬は使っても大丈夫?

妊娠中は、できれば薬の服用は避けたいものですが、痛みがどうしても強いときは仕方ありません。しかし、市販薬には解熱鎮痛薬、抗ヒスタミン薬、鎮咳薬などが含まれ、そのなかには胎児に対して影響を及ぼす可能性が報告されている成分があります。また、市販薬の大部分には、複数の成分が入っており、注意が必要です。ですので、必ず産科医師に相談し、処方してもらいましょう。

アセトアミノフェンは、使用経験が多く、比較的安全とされ、良く処方されています。しかし、胎児の動脈管を収縮させる可能性があることもわかっておりますので、最低限の服用にしましょう。shutterstock_400159945

妊娠初期の頭痛と流産の関係は?可能性はあるの?

妊娠初期はホルモンバランスが大きく崩れるので、頭痛を感じる方も多くいらっしゃいます。しかし、だからと言って流産と関係しているとは一概に言えません。流産する前に頭痛があったという人もいますが、個人差があります。下腹部痛や、出血などがなければ心配ないと思います。

妊娠初期の頭痛や腹痛、めまいはいつまで続く?どう対処すれば良い?

頭痛は一般に12周頃~14週頃に強くなる方が多くいらっしゃいます。しかし、胎盤ができる15週ころには落ち着いていくでしょう。
頭痛やめまいがするときは極力安静にしましょう。また、下半身を温め、上半身を少し冷やすと自律神経も整い、痛みもマシになってくるでしょう。shutterstock_455524363

妊娠初期の頭痛と微熱はつわりの症状?

基本的に妊娠初期の頭痛、嘔気、嘔吐、だるさ、微熱、悪寒などはつわりの症状と考えていいと思います。また、妊娠初期はホルモンバランスが崩れるため便秘と下痢を繰り返すことがあります。できるだけ下半身を温め、冷えを予防しましょう。

まとめ

妊娠初期の頭痛はホルモンバランスの崩れによるものが多いです。また、この時期は身体的にも精神的にも不安定になりやすいものです。頭痛や、嘔気などの深い症状はお腹の赤ちゃんからのサインです。少し、その声に耳を傾け、身体を休めてあげましょう。
頭痛があるときは、ゆっくりと過ごし、下半身を温めて身体を休めましょう。鎮痛剤は極力使用しないほうがいいですが、もし服用する場合は必ず医師に相談し、処方してもらいましょう。

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