胎教で天才児が育つってホント?お腹の赤ちゃんの教育、もうはじめるべき?


釜谷先生写真3

胎教とは?頭脳の発育や才能開発に本当に効果はある?

胎教をするしないによって頭脳の発育に違いが出たり、才能開発に影響があるのかということは、とても気になるところですよね。
ここ数十年の科学技術の進歩と共に、出生前心理学を始め様々な分野の研究者による胎児の観察が行われるようになりました。そのおかげで胎児には感情や意識、意思があり、意図的な行動を取ることができるということはもはや疑う余地はないということが証明され始めています。妊娠経験のある方ならわかると思いますが、大きな音を聞かせると驚いたように動いたり、お母さんが楽しくて興奮すると、ポコポコ動いたりすることは、偶然ではありません。行動を取るということは、脳が指示を出しているということです。脳はすでに発達を始めているのです。

そうはいっても、胎教を積極的にしなくても赤ちゃんは生まれてきます。お母さんが食事を摂れば栄養は優先的に赤ちゃんへ運ばれますし、出生後に必要になる行動の準備もしっかりやっています。では胎教は必要のないものなのでしょうか?

西洋ではここ数十年のことですが、中国では紀元前1000の時から王家で胎教が行われていたことを示す東洋医学古典が残されています。また西暦約600年以前の漢方医学書「諸病源候論」という書物には胎教のことが詳しく記載されており、これは日本でも宮内庁に所蔵されています。古い歴史と、それが王家で受け継がれたということは、王家にふさわしい優れた人物を産むために胎教が効果的だったことの十分な裏付けになるのではないでしょうか。

天才を育てるために胎教は必要?

胎教をして生まれた子が類い稀な才能を発揮していることを証明する調査報告もあるので、世界でも胎教の効果が期待されていることが伺えますね。一例として、アメリカでは胎教をした親子の産後追跡調査が行われており、特に学力に関しては全ての子がクラスの上位に位置する結果に。また通常出産時に大量死滅するはずの脳細胞が胎教をしていた胎児の場合、死滅しないことも既にわかってきています。このことが天才と結びつくかは別の話ですが、胎教をした場合とそうでない場合に明らかな違いがあることは確かです。

ただし、胎教を特に意識していなくても天才が生まれているのも事実です。だからこそ、胎教が必要なのかどうか疑問に思ってしまう方もいらっしゃると思います。実は何もしなくても天才が生まれる場合は知らぬうちに、理想的な胎教をしていたために他なりません。リラックスして、幸せに満たされた妊娠期を過ごしたり、自分の体を大切にして赤ちゃんが生まれるのを楽しみにしていたのでしょう。胎教とは、胎教音楽を聞かせたり、胎教に良い絵本を読まずとも、自分次第で自然にできてしまうことなのです。でも情報が溢れる現代では自分自身が「自然体でいる」ということが一番難しいのかもしれませんね。

逆に天才を育てるためには何かをすべきだとか、何かをしなくてはと必要以上に義務感や責任感を持っていると、それは間違った育児、辛い親子関係へとつながる恐れがあります。せっかくリラックスする胎教用のCDを聞いていても、心が焦っているようでは、逆効果なのです。胎教はリラックスした状態であることがとても大切です。なぜなら母親の体が安全であることを胎児が感じた時、胎児は健やかに成長をするものだからです。

天才とは親が育てるから誕生するものではなく、子供が生まれながらに持っている才能が開花した状態のことです。親はその才能を見つけてやり、才能が発揮されるのを阻害しないことを心がければ自然と天才になっていくものなのです。例えばエジソンは小学校1年生の時に学校の先生に納得いくまで質問し続けたので、授業を妨害するといって小学校を中退させられますが、母親はその後もエジソンの疑問に寄り添い続けたからからこそ、発明王になれたのです。エジソンの母親は、学校で上手くやる方法や、先生に気に入られる方法を教え、できるだけ「普通」にさせるのではなく、エジソンの探究心を思う存分発揮できるよう見守り続けたのです。

人はどんどん進化しています。科学技術も急速に進化しています。私たち現代の親がいくら「天才」を育てようと思っても、これから生まれてくる子供達に何を教えてあげられるでしょう。今ある仕事は20年後にはロボットが代わりにできるようになります。子供達が私たちと全く同じ方法で生きて行くことはないでしょう。だからこそ、私たちよりも優れたDNAを持つ子供の才能を伸ばしてあげることは、子供達の将来の為に最良の方法です。お腹の中で脳と心と体を育て、親子の絆を築く胎教をすることは、その私たちよりも少し優れたDNAを活かす優れた土台を作るので、結果として天才と呼ばれる子が誕生することに繋がっていくのです。shutterstock_400823191

子供の能力開発のために胎教は妊娠してどれくらいのタイミングから始めるべき?

人間の能力というのは実に様々です。直感的な能力もあれば、運動能力、学習能力もあります。子供それぞれに必要な能力を授けられる母親を選んで子供は生まれてきますから、お母さんが胎教に意識が向いた時がその赤ちゃんにとって最適なタイミングだと思います。妊活中から胎教を意識することは理想的ですが、9か月になって気づいたのであれば、それがその子にとってベストなタイミングです。気づいた時には是非意識して胎教をしてみることをおすすめします。

ひとつの基準として聴覚や視覚が完成する妊娠後期からは、ママの心身も安定し、出産を視野に入れて胎教に取り組む余裕も出てきますから、胎教を意識的に楽しむことができると思います。つわりなどで余裕がなければ無理して胎教を意識しなくても、自分の心身を優先すること自体が胎教になりますので、安心してください。赤ちゃんに何かしてあげたいという気持ちがあるだけで、赤ちゃんは嬉しいのです。大人でも嬉しいとやる気が出ますよね。それは、嬉しい時、人間の脳は活性化するからです。

また、脳のない植物でも話しかけると良く成長するという話は聞いたことがあるのではないでしょうか。受精卵が存在する時点で、もしくはその前から、環境を整えるなど、やれることはたくさんあります。とはいえ胎教で一番大切なことは赤ちゃんと一体化しているご自身の心身を大切にすることです。周りの情報に振り回されすぎないよう、リラックスして無理のない範囲で胎教をしてみましょう。赤ちゃんは自分に最適な母親を選んで生まれてくるものです。焦らず自分が楽しく幸せに過ごせるように心がけると、赤ちゃんは安心してお腹の中で成長することができます。それこそが最高の胎教なのです。

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頭がよくなる胎教のやり方は?胎教で天才児を育てるにはどうすれば良い?

では実際に機能的な脳はどのように形成されていくのでしょう。脳は細胞同士が繋がって機能しますが、同じこと、同じ情報が繰り返されることで、脳細胞同士を繋ぐ回路をよりスムーズに情報を伝達できるように頑丈な回路に成長させていきます。ですから、胎教でも脳に働きかけることを意識するのであれば、毎日繰り返し同じ童謡を歌うことや、繰り返し同じ言葉の出て来る絵本の読み聞かせなどがおすすめです。赤ちゃんが繰り返し遊びが好きなのも、脳が繰り返しを求めているからであり、脳が発達するために必要な行為だからです。

また3歳までは左脳と右脳の連携はまだ得意ではなく、感覚や感性を司る右脳が優位な状態です。右脳では五感による情報を捉えていきますから、例えば言葉や文字も音や形として認識し、それ自体の意味よりも感覚的な情報そのままをインプットしていきます。胎児や幼児には五感に訴える刺激を意識してあげると脳の発達に効果的です。胎児の場合、直接ものの形を見せてあげたりすることはできませんが、お母さんがリラックスしている時には、脳波が共鳴し、ママが感じていることを共有しています。例えば、リラックスしている時にくだものの絵本を見て、色や形、名称や食感、味などを感じてみると、それを赤ちゃんも感じ、脳にインプットするのです。それを知れば、胎内記憶のあるお子さんの中に、妊娠中に訪れた場所や、テレビ番組を覚えていたりするお子さんがいるのも頷けますよね。

実例としては、アメリカでIQ160の四姉妹を育てたことで有名なスセディック夫妻の話が有名です。ご夫妻はいつもお腹に五感に訴える語りかけをしていたそうです。例えば料理をする時も、「丸くて白い玉ねぎを切るわね」などとイメージしながら語りかけをするのです。毎日、家事だけでなく散歩やお茶の時間も、いつもお腹の子供に自分の体験をイメージしながら伝えることができれば、それだけで胎児にとっては良い刺激になり、さらに繰り返されることで、脳の回路もしっかりと築かれ、機能的な脳=天才的な才能を発揮出来る土台が出来上がるのです。shutterstock_213066010

なぜ天才児を産みたいのか、改めて考えてみましょう

この記事を最後まで読まれた方は、子供を幸せにしたい気持ちで一生懸命だと思います。私も自分の子供に幸せになってもらいたい一心で胎教にたどり着きました。でもその裏に「何かをしてあげないと幸せにはなれない」と思っていませんか。私には少なからずその気持ちがありました。それは愛情からくるものですが、根底に不安や恐怖があり、どこかで赤ちゃんの生命力や才能を頼りないものと思い込んでしまっていました。あるいは「天才児を育てる」理由が、「自分が天才児でなかったために苦労した」とか「自分と同じように勉強ができなければ社会でやっていけない」という理由なのであれば、それもやはり恐怖心や自己肯定感の低さから出てくるエゴや価値観の押し付けなのです。

今一度「天才を育てたい」理由をじっくり考えてみてください。そこで「自分が勉強ができなかったから」と思うなら、それはご自分の問題であり、ご自身が満足するまで今から勉強をしてみるべきです。自分の代わりに子供に能力を求め続けてしまえば、本来の子供の才能に気づけぬどころか悪影響が出るかもしれません。また、「自分と同じように勉強ができるように」と思うのでしたら、ご自身の持っている勉強以外で優れた部分に気づいてください。学校の勉強ができなくても素晴らしい才能を持った方々がいることを思い出してください。そうやって自分を振り返ることで、自分を満たし、不安を取り除いてリラックスをすることが、胎教をする上でとても大切なのです。

「天才児を育てる」ということは、何も才能を持っていない子に、才能を与えることではありません。すでに天才児である子をその子らしく育つようサポートすることです。既に子供は天から才能を授かっています。何か特定の親の望む教育を押し付けるのではなく、本人が幸せで意欲的になる場、自分が没頭することができる場を与えてあげることなのです。それにはまず子供の力を信頼してあげることが大前提ですが、そのためには母親が自分を信頼することも大切です。母親として子供に選ばれた自分に自信を持って、子供の力を信頼してください。胎教をすることは、母になる準備時間を作ることでもあります。そうすることで母としての自分を信頼し、自分の子を信頼できるようになるのです。

まとめ

胎教とは、天才児たちが十分にその才能を発揮することができるように、母親の心を整え、家族の絆を作り、幸せで満たされた心・健康な体・機能的な脳を作ることなのです。胎教をすると天才児が生まれると言われるのは、胎教をすることで、天才が出現できる環境が整うためなのです。

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