29 Jul 2016
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つわり中に酸っぱいものが食べたいと感じるのはなぜ?その時期や理由は?
妊娠初期には多くの妊婦が味覚や嗅覚の変化を経験します。酸っぱいものが食べたくなるという味覚の変化は、つわりの症状の一つです。個人差はありますが、妊娠2カ月~4カ月頃この変化が現れる方が多いです。
つわりの原因には下記が考えられていますが解明はされていません。
・妊娠により黄体ホルモン、絨毛性ゴナドトロピンの大量分泌により体が調整不能となる為。
・胎盤形成時に妊婦が異物と認識し、アレルギー反応が出る為。
・体の急激な変化による自律神経のバランスが乱れる為。
酸っぱい食べ物は、匂いに敏感さや吐き気を伴うつわりの症状を和らげて気分をスッキリさせてくれるため、妊婦さんに好まれることが多いと言えます。妊娠中はビタミン類を多く消費する事により体がビタミン類の多い酸味のある野菜や果物類を欲するという説がありますが解明はされていません。
つわり中に好まれる食品はトマト、グレープフルーツ、りんご、ビタミンC飲料等が上位にあります。どれも爽やかな酸味で口をさっぱりとしてくれる食品ですね。また、つわり中は温かい食べ物よりも冷たい食べ物の方が食べやすく好まれる傾向もあります。
つわりで女の子か男の子かわかるの?酸っぱいものを食べたくなるとどっち?
つわりで性別の判断はできません。
ただ、酸っぱいものが食べたくなった場合は男の子、甘いものが食べたくなった場合は女の子という説が多いようです。しかし、酸味のあるグレープフルーツを欲して女の子が生まれたという体験談もあるのでつわりの症状による性別の判断は難しいと言えるでしょう。
つわり中に酸っぱいものを食べ過ぎるとどうなる?
酸っぱい食べ物や飲み物は「酸」を含みます。酸は摂り過ぎると胃腸を荒らし、胃もたれ・腹痛・下痢の原因となります。
また、梅干しなどの塩分の多い食品には特に注意が必要です。
一般的な梅干し1個の塩分は2g程度です。妊婦の1日の塩分摂取量の目安は8g未満です。ですから、梅干し1個で1日の1/4量の塩分を摂ってしまうことになります。塩分の過り過ぎは妊娠高血圧症候群の原因となり、早産や死産のリスクが高くなります。
毎日食べることは避け、食べる場合は1日1個までにしましょう。
つわり中に酸っぱいものを食べていい目安は?
果物は手軽にビタミン補給ができますが、糖分が高いので摂り過ぎには注意しましょう。1日の目安量はかんきつ類のジュースであればコップ1杯程度です。生フルーツの場合、200g以下を目安にして下さい。200gの目安は、グレープフルーツ(大サイズ)半分、リンゴ(中サイズ)1個、オレンジ(中サイズ)1個。
梅干しは1日1個まで(毎日は摂らない)。酢の使用量は大さじ1杯までが良いでしょう。
味覚変化は元に戻る?
つわりの症状で酸っぱいものがダメで受けつけなくなる味覚変化もあります。大好きだったものが全く食べられなくなることも多いです。つわりが終わると味覚変化は元に戻ることが多いので安心して良いでしょう。
つわり中は無理に栄養バランスを考えて食事をする必要はありません。ストレスをかけずに食べられるものを食べるのが基本です。個人差があるので自分に合った食品を選んで適量を食べて下さい。
まとめ
妊娠によって体に変化が起き、気持ちが追い付かずに驚くことが多々あります。酸っぱいものが急に食べたくなるというのは妊娠による変化の一つです。赤ちゃんが成長するための自然な現象の一つととらえて体と向き合い、ゆっくりと過ごしましょう。また、酸味のある食品は菌から体を守り、疲労回復効果が期待できる食品が多いので妊婦にとって必要であるのかもしれません。
ただ、食べ過ぎは体に負担が掛かるため、注意が必要です。妊娠中の変化で不安があれば検診時などに産院に相談しアドバイスを受けましょう。
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