24 May 2016
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赤ちゃんが笑うのはいつから？3ヶ月・4か月目で笑わないのは心配すべき？
生まれて間もない赤ちゃんは笑いません。ただ、“新生児微笑”というのがあります。これは、生後０から２か月までに見られるもので、眠っている時に急に笑ったような表情をします。実は、笑っているのではなくて、神経の反射であり、かわいいと思ってもらおうとする本能的な行動と考えられています。また、２か月頃からいわゆる自発的に笑う“あやし笑い”が見られます。ただ、６か月頃から見られる子もいるので、個人差がかなりあります。それ以後も笑わず、その他にも赤ちゃんの成長に関して気になることがあれば、専門機関（保健所や小児科など）に相談してください。
赤ちゃんが笑わないのはなぜ？自閉症や障害の可能性はあるの？
赤ちゃんが笑わない原因としては、耳が聞こえない、目が見えない、精神発達遅滞、発達障がい（自閉症など）などが考えられます。何らかの障がいがあれば、笑わないこと以外にも抱っこを嫌がる、あまり泣かない、視線が合わない、音に反応しない、首が座らないなどが認められることが多いのですが、赤ちゃんの成長には個人差が大きいので、総合的に判断していく必要があります。
自閉症の原因は何？いつわかるの？
自閉症の原因は現在もはっきりとはわかってはいません。
また、脳の機能障害であると考えられており、遺伝的な素因や環境要因など様々な要因で発症すると考えられています。一時は育て方に問題があるから自閉症になると考えられていた時代もありましたが、今は、その考えは完全に否定されています。
病気の診断については、個体差があるので、いくつになればできるとははっきりとは決められません。
このように、厳密に病気の診断をするのが難しいため、最近は、同じような症状が出るケースを総称した「自閉症スペクトラム障害」という呼ばれ方が一般的になりつつあります。軽症から重症まで、そして、様々なタイプがあります。2歳で診断される子もいれば、10歳台で診断される子もいます。最近は、成人になり、診断されるケースも増えてきています。
ただ、笑わない・抱っこを嫌がる・人見知りがない・視線が合わない・指さししないなど健診時のチェック項目で、できていないところがあると、自閉症の可能性はないかと疑います。成長・発達の経過をみていくことになります。
自閉症に兆候はあるの？見た目や顔つき、症状の特徴は？
見た目や顔つきで自閉症とわかることはありません。つまり、見た目では障害があるかないかはわかりません。徴候や症状としては、すべてを網羅することはできませんが、これまで、述べてきたこと以外では、親の後追いをしない・名前を呼んでも振り向かない・喃語が少ない・周囲への関心が乏しい・一人遊びが好き・おうむ返しをするなど言葉の問題やコミュニケーションの問題、社会性の問題やイマジネーションの問題、その他感覚の問題などが認められます。
お母さんにだけ笑わない場合の原因は？？
まず、これは病気ではありません。赤ちゃんは相手を見て、態度を決めています。お母さんが嫌いだから笑顔を見せないのではなく、笑顔を見せなくても可愛がってくれるとわかっているので笑わないことが多いです。お母さんは赤ちゃんと一緒にいる時間が誰よりも長いので、そのようなことがおこるようです。かわいがっているのに、しっかりお世話してるのに、笑ってくれないと少し淋しいですね・・・。それでもしっかりかわいがってあげましょう。
まとめ
赤ちゃんが笑わないとお母さんはとても心配ですよね。たしかに赤ちゃんの発達には個人差が大きいので、それだけで病気なのかどうかはわかりません。定期的に発達を見させていただいて評価しています。自閉症というものは、まだまだわからないことがたくさんあります。実際、いろいろな考えがあり、情報が混乱しています。一人で悩まないで、医師や保健師に一度相談してくだい。
まとめ
自閉症のお子さんはには、いろいろなタイプがあります。笑う子もいれば笑わない子もいます。おとなしくて手のかからない子もいれば、ぐずったり、泣いたりが激しく育てにくい子もいます。成長を見ていくなかで、自閉症の子はいろんな特性があらわれてきます。それらから総合的に診断していきます。心配なことがあれば、相談機関を利用してください。
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