19 Oct 2018
子供が大きくなっても抱っこをせがんでくると、嬉しい反面、重たくて困りませんか?
昔は「甘やかすのは良くない」という理由で、幼児期の子供を抱っこしていたら祖父母に注意された…というママもいるはずです。
5歳の子供がいる私も、実際にそんな経験をしたことがあります。
でも、近年では育児をするうえで「たくさん抱っこしましょう」と抱っこが推奨されています。
とはいっても、あまり子供を抱っこすると
「甘えさせすぎにならない?」
「重くて体が辛い…」
「いつまでも抱っこして大丈夫なのかな?」
と不安になりますよね。
そこで今回は、子供を抱っこすることについて詳しく解説します。
・子供が抱っこをせがむ理由
・抱っこの方法
・何歳まで抱っこするべきか
・抱っこする時の便利グッズ
をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくだい!
子供が抱っこをせがむ理由とは?
子供は日々成長して、2~3歳になる頃には自分でしっかりと歩けるようになります。
でも、抱っこをせがんでくるのは何故でしょうか?
子供が抱っこをせがむ理由としては、次の3つが考えられます。
・不安
幼児期の子供は目線が低く、見上げないと周囲の状況が分かりません。
そのため、慣れない場所に行くと、大人には分からないような威圧感や圧迫感、不安を感じやすいのです。
そういった不安を取り除くために、抱っこをせがむのだと考えられます。
・甘え
保育園や幼稚園に行き始めたり、自分の下に妹や弟ができたり、ママが忙しくなったりで、ママと一緒にいる時間が減ってしまうと、子供は寂しさを感じます。
すると、子供は安心感を求めて抱っこをせがむようです。
いつもは我慢して頑張っている子供も、ママのそばにいて甘えたいという欲求から抱っこをせがむんですね。
・疲れ
現代っ子は、長距離を歩くことに慣れていません。
昔と比べて車移動が多いですし、家で遊ぶおもちゃが充実していたり、習い事で遊ぶ時間が減っていて外で遊ぶ時間も少ないため、体力の低下が心配されています。
そのため、外出している時に「疲れてもう歩けない…」という理由で抱っこをせがむこともあるでしょう。
ただ、そんなに歩いていないのに疲れたと訴えてくる場合は、不安感があったり、甘えたいと思っているのかもしれません。
このように、子供が抱っこをせがむのは心や体に大きな負担がかかった時です。
子供は大好きなママに抱っこされることで安心し、心が満たされます。
忙しい時は短時間でも良いので、積極的に子供と触れ合うようにしましょう。
どうやって抱っこするといいの?
抱っこには、大きく分けて2つの方法があります。
子供の状況や欲求、ママが楽な姿勢によって、抱っこの仕方を変えてみましょう。
・立ち抱っこ
育児をしている中で一番多いのが立ち抱っこです。
特に外出先では、ほとんど立ち抱っこになります。
立ち抱っこには、縦抱きと横抱きがありますが、手先だけでなく全身の力を使い、正しい姿勢で抱っこすることで、ママの負担を軽減できます。
しかし、縦抱きでも横抱きでも、子供の両手足が閉じたまま外側から抱きかかえると、子供の動きが制限される上、ママの体にも力が入り負担が大きくなってしまします。
そのため、縦抱きをする時は、片手で子供のおしりを支え、もう片方の手は脇下を支えまると良いでしょう。
また、子供の足はママの腰にまたがせるようにすると楽ちんですし、目が合いやすい高さで抱っこすると、子供が喜ぶのでおすすめです。
一方、横抱きをする時は子供の股の下から手を入れて、子供の腰をしっかり密着させます。
もう片方の手は、子供の脇下から手を回して体を密着させるようにしましょう。
・座り抱っこ
座り抱っこは、ママが座って子供を抱き寄せるようにする方法です。
子供に向い合せでママの膝に座ってもらい、首や肩にもたれかかってもらうと良いでしょう。
また、子供にママと同じ向きで膝に座ってもらい、ママが後ろから優しくぎゅっと抱っこするのもおすすめです。
座り抱っこは、立ち抱っこよりも手や腰への負担が少ないので、
「子供が重くて抱っこが大変・・・」というママはぜひ試してみてください。
子供が何歳になるまで抱っこするべき?
抱っこすることで、子供はママからの愛情や安心感を感じ、自立心が促されます。
子供とスキンシップをとるという意味で抱っこに年齢制限はありませんが、子供の体重が20kgを超えてくると、抱っこは難しいのではないでしょうか。
そのため、抱っこできる時期は現実的には5~6歳頃までだと言えるでしょう。
しかし、先程もお伝えしたように、子供が抱っこをせがむのは心や体に負担がかかっている時です。
子供が大きくなっても、泣いてぐずる時は気持ちに寄り添い共感してあげましょう。
そして、ママの優しい抱っこで心や体を受け止めて子供を癒してあげてくださいね。
子供が重くて抱っこが難しい場合は、そっと抱きしめてあげるだけでも良いと思います。
抱っこを楽にする便利グッズ
子供を抱っこすると、意外とママの体に負担がかかるものです。
そこで、抱っこの負担を軽減できるおすすめの便利グッズをご紹介します。
・ヒップシート
ヒップシートは、各メーカーからさまざまな種類が販売されています。
大きめのウエストポーチのようなものをママの腰に装着して使用するのですが、中に強力なパッドが入っているので、腰への負担を和らげてくれます。
ウエストポーチのような部分に子供を座らせると楽に抱っこできますし、体重制限も20kgまでなので、長期間使用することができそうですね。
・ダッコリーノ
ダッコリーノは、簡易的な抱っこ紐のように変形させることができる便利グッズで、普段はボディバッグとして使用できます。
ママは、鞄に付属しているサポーターで子供の背中を、鞄部分でおしりを支えるように使用します。
なお、体重制限はヒップシートと同じく20kgで、推奨年齢が2~5歳頃までです。
まとめ
今回は、子供を抱っこすることについて説明しました。
記事の内容をまとめると次のようになります。
・子供が抱っこをせがむのは心や体に負担がかかっている時
・抱っこの方法には立ち抱っこと座り抱っこの2種類がある
・子供を抱っこする年齢は5~6歳頃まで
・ヒップシートやダッコリーノを使えば楽に抱っこできる
今回ご紹介したように、抱っこは子供に愛情や安心感を与えるために大切です。
我が家の5歳の子供は今でも時々「抱っこー!」と言ってくるのですが、抱っこをすると安心した顔を見せてくれますよ。
子供から抱っこを要求された時は、周りの意見は気にせずにたくさんスキンシップをしてあげましょう。
そして、親子の絆をより深めるとともに、子供の自立心を養ってあげてくださいね。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。