5 Oct 2016

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親の言葉かけは子供にどう影響する??
子供はいずれ親そっくりに成長します。仕草や考え方、言葉遣い。日々子供は親の真似をし、やがてそれが習慣になるのです。
子供を認め、優しい響きの言葉を選ぶのと子供を否定し、言い回しのキツイ言葉を選ぶのではお子さんの将来は大きく変わってきます。
自己肯定感が高く、いつも堂々としている人。自己肯定感が低く、批判されるのではないかと不安な人。どちらになるかは親の言葉がけが大きく影響しているのです。
子供が伸びる・幸せになれる魔法の言葉は?
◆「大丈夫だよ」
「大丈夫」という言葉は子供に安心感を与える言葉です。お子さんが焦っている時や自信のない時に「大丈夫大丈夫」と言ってあげて下さい。習慣化すると「大丈夫」と声に出すと自然に気持ちが落ち着くようになります。気持ちをリセットするクリアリングという方法の一種ですね。
◆「ママも○○!!」
親なんだからしっかりしなきゃ。そう思うことはありませんか?実際、いつの間にか子供の前で本音を出せなくなったという方もいらっしゃいます。
お子さんが「疲れた」と言ってきたら「ママも疲れた~!」って言ってしまいましょう。すると、「ママも同じ気持ちなんだ」と子供は安堵感を得ます。「疲れたからお手伝いして」とお願いすると、テキパキと家事を済ましてくれることも!「本音をぶつける」「任せる」ということは子供が自ら考え、行動する力を育てます。
◆「○○くん(ちゃん)と一緒にしたら楽しい」
あなたといたら特別。という思いを伝えましょう。お子さんと二人の時は二人でしか出来ない遊びをしたり、子供の話しを“ゆっくりと聞くチャンス”です。
◆「そうなんだね!最後まで○○して凄いね」
最後まで○○してという所がポイントです。結果ではなく課程を褒めましょう。諦めずに方法を探す粘り強い子になります。
無意識に言葉の虐待をしていることもある?子育てで子供に言ってはいけないNG言葉リストは?
母親の言葉は子供にとっては大きなもの。無意識に言ってしまっている言葉が子供の心に傷をつけてしまうということもよくあります。特に気をつけてほしいNGワードは以下のようなものです。
◆「無理」
これは全否定してしまう言葉です。子供のやろうとする気持ちさえも奪ってしまいます。「無理」を生活の中でたくさん使っているとすぐに諦める、意欲のない子供になります。
◆「どうでもいい」
大人にとっては小さなことでも、子供たちにとっては日々発見の連続。一生懸命にやったことを否定され続けると「ママには言わないでおこう」と心を閉ざしてしまいます。
◆「みんなと同じように出来ないの?」
これも悲しいですね。保育園や小学校、外の世界で子供たちは集団生活をしています。先生の指示を聞き、小さいなりに一生懸命周りに合わせて、疲れて帰ってくるのです。ですから、このように言われると子供は心に行き場をなくしてしまいます。家庭では外で出来なかった好きなことを思いきりさせてあげたいですね。話もしっかり聞いてあげましょう。今できなくても、いつかはできるようになるものです。
言葉で子供の気持ちを傷つけてしまったかも・・・という時は??
「子供を傷つけてしまったかも」と子供とのやり取りを思い出す。その姿勢そのものが、親として素晴らしいと思います。母と子も同じ人間なので、言い過ぎたりぶつかったりすることがあって当然です。むしろそれが親子関係のあるべき姿なのです。
自己嫌悪に陥るということは、子供を心から愛しているとっても優しいお母さんの証拠。「さっきはあんな言い方してごめんね。でも○○くん(ちゃん)に△△を分かって欲しかったの」と先に自分から謝りましょう。その姿を見て、お子さんも自分から謝ることができる子供に成長してくれるはずです。
まとめ
話した言葉は全て自分自身が聞いています。
”脳は主語を認識しない”という研究結果を聞いたことがあります。みなさんも子供を強く叱った後に嫌悪感が続いた経験はありませんか?それは自分で言った言葉を自分が人から言われたように受け取っているからなのです。
例えば、子供に対して「本当にダメな子」と言うと、子供に言っているつもりでも脳は無意識に「自分は本当にダメな子」と変換してしまいます。子供はもちろん、ママたち自身が幸せな毎日を過ごすために言葉のコミュニケーションはとても大切です。
肯定的な言葉掛けをしたり、じっくり話しを聞くことを心掛けると育児も親子関係もとっても楽しいものになりますよ。
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