今の子育てが大変な理由って?昔の子育てと今は全然違うの!?


子育てが大変なのはなぜ??理由は?

現代の子育ては本当に大変なものです。

その理由は、様々な事情により子育てを一人で抱え込まざるを得ない状況が昔に比べて急激に増えているからです。遠方に住む両親に頼ることもできず、日中母親一人で5人の子供の育児をしているという方もいらっしゃいます。しかし、子育ては本来一人でするものではないのです。

先日、NHKで「ママたちが非常事態!?~最新科学で迫るニッポンの子育て~」という特別番組が放送されていました。いつの時代も家族や親戚、知人の手を借りて子育てを行ってきた母親が、今一人で子育てをしなければいけない事態に陥っている。これは歴史的にない非常事態であるという内容でした。

科学的に分析しても、一人で行う孤独な育児に人間は適応していないそうです。ところが核家族化、待機児童問題、転勤族、ご近所付合いの希薄化などによって「一人で子育てをせざるを得ない」家庭が増えている。今はそういう時代なのです。

 

shutterstock_57037162

昔の子育てと今の子育てはどう違う??

昔は地域ぐるみで子育てをしていました。近所の子供が悪いことをしていたら、叱れるご近所付合いがありました。

町内会や自治会の活動も盛んで、どこにどんな人が住んでいるか把握できたのです。しかし現代、特に都会においては近隣の方とコミュニケーションを取る機会が減少し続けています。それに加えて核家族化、待機児童問題も進んでいる。家族や親戚を頼ることも保育園に預けることもできない。交通費がかかる帰省も容易にはできない。

都会での問題はそれだけではありません。子供達が自由に遊べるスペースが少ないということも問題の一つです。家と家が隣接しているので、家の前で子供を遊ばせていると近所迷惑になりますし、なにより子供自身が遠慮しています。子供には、広々とした自然の中で「遊び」だけに没頭できる時間が必要なのです。

子育ての大変さを夫に理解してもらうには??

「旦那さんに任せてみること」「感情を伝えること」この2つをおすすめめします。

体験してみないと子育ての大変さは分からないものです。旦那さんがお休みの日にでも、お子さんのお世話をお願いしてみて下さい。赤ちゃんのオムツ替えにミルク、寝かしつけ、お風呂……最初のうちは何一つスムーズにできないと思います。それ程の仕事を母親は24時間休みなしに続けている―その事に気付いてもらいましょう。

また、「どんなに大変か分かっているの?」「少しは手伝ってよ!」と責めるより「大変さが伝わらなくて悲しい」「手伝ってくれたら本当に嬉しい」と感情を言葉に出して相手に伝えてみましょう。自分の気持ちを素直に表現した方が、相手に伝わりやすいのです。

shutterstock_392975737

子育てが大変な時期は、どう乗り越える??

大変な子育てを乗り越えるためには、「煮詰まる前に誰かに話すこと」が鉄則です。

全部自分で抱え込んでいると、産後鬱になってしまいます。子育て中は人と話すことが何よりのストレス発散になりますので、友人や知人に会う以外にも地域の子育て支援機関や民間サービスを探してみるといいと思います。

本当に余裕がない時は旦那さんに相談して帰省させてもらったり、産後ケア施設を利用したりとなるべく人の手を借りるようにしましょう。子育て中のママが「あまり発言をしなくなった、笑わなくなった」という時はイエローカードなので、あてはまる方は早めに対策を取りましょう。ママが産後鬱になってしまったら、赤ちゃんのお世話ももっと大変になります。ですから、そうなる前に、日常生活の中でもお子さんと一緒に出かけられるヨガや整体等息抜きの時間を作って下さい。これは子育てを頑張る皆さんに本当にお願いしたいことです。

shutterstock_390153184

まとめ

今「子育て」は大きく変動しようとしています。これまでは家族、親戚、ご近所で十分事足りていた「子育ての相談場所」が市の子育て支援機関や民間のヨガ施設、整体、子連れで行けるイベント等様々なサービスを通して代用する時代になってきたのです。

こうしたサービスを上手く使って、育児疲れを癒し、楽しむことが何よりも大切です。ママにとっての「楽しみ」をたくさん作りましょう。育児日記を付けたり、毎日離乳食を手作りしたりする真面目なママさんこそ、育児ストレスを抱えやすい傾向にありますが、子育ては人の手助けがあれば、とても楽しいものなのです。辛いのはママに余裕がない証拠。私も産後鬱だったので、気持ちがすごく分かります。

ママがハッピーになれば周りもとても幸せになりますから、一人で抱え込まず、まずは誰かに話すことから始めてみましょう。

広告

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

注目の専門家

注目の専門家

保健師・赤ちゃん発達アドバイザー

佐藤 千穂美

今週のピックアッププロフェッショナル

今週のピックアッププロフェッショナル

ウェディングアドバイザー

有賀 明美

プロフェッショナル一覧

プロフェッショナル募集

» 続きを読む

ピックアップ記事

ピックアップ記事

【子育て貧困世帯】子どものためにパパ・ママが知っておきたい育児支援まとめ


近年、問題になっている「子どもの貧困化」。
子どものために今、何ができるのでしょうか。

今回は、「子どもの貧困化」が進む今だからこそパパ・ママに知ってほしい育児支援やサービスについてご紹介します。

広告
モバイル