妊娠中の便秘解消法!便秘で腹痛がつらい時はどうすればいい?


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妊娠中の腹痛の原因は??

妊娠中の便秘は、よくあるマイナートラブルのひとつです。
便秘の原因としては、妊娠中に多く分泌されるプロゲステロンというホルモンが腸のぜん動運動を緩やかにしていることが挙げられます。また、胎児が大きくなってくるため、腸を圧迫していまい、ぜん動運動の機能が働きにくくなることも原因となります。

さらに、妊娠後期になってくると赤ちゃんを守るために作られる羊水がどんどん増えてきます。そのため、便が硬くなり、便が出にくくなることがあります。

妊婦さんの便秘解消法は?おすすめの食べ物や運動、ツボは?

◆しっかり水分を摂りましょう。

妊娠中期から後期にかけて、循環血液量は30~50%まで増えると言われています。そのため、たくさんの水分が必要となるので水分摂取は積極的に行いましょう。

◆しっかり噛みましょう。

30回以上を目安に噛みましょう。そうすることで、ダイエット効果にもなりますし、消化も早く、便秘予防になります。体重が増加傾向にある人にもおすすめです。

◆オリゴ糖を摂取しましょう。

オリゴ糖は腸内で酸を発生させます。その酸により、腸ぜん動が促進され、便秘の改善を期待できます。また、オリゴ糖は種類によって異なりますが、カロリーが砂糖の約1/2と言われています。ですので、ダイエット効果も期待できるでしょう。

◆食物繊維を摂る

食物繊維をたっぷりとって腸内環境を整えることも大切です。
食生活を見直し、食物繊維の豊富な食品を意識的に摂るようにしましょう。

◆便秘のツボ

<間使>
手の平側の手首のシワ部分から指4本分内側のところにあります。腸ぜん動運動を活発にしてくれます。
<合谷>
親指と人差し指を合わせたときに膨らむ部分の内側にあります。合谷は便秘以外にも肩こりやめまい、不眠にも効くと言われています。
<神門>
手の内側で、小指の下の手首あたりのくぼみにありあります。自律神経の乱れにも効くと言われています。ストレスからくる便秘に効果的です。

◆適度な運動をしましょう

安定期は適度の運動もしましょう。腰回しやウォーキングなどは便秘解消に効果的です。また、マタニティヨガのポーズで寝転んで膝を抱えるポーズがありますが、このポーズが便秘に効くと言われています。
しかし、長時間すると仰臥位低血圧症候群にもなりますので、しんどいときはやめておいたほうがいいでしょう。

◆便秘薬

どうしても便が出ないときは、便秘薬を処方してもらいましょう。
便秘薬は即効性がありますが、市販の便秘薬の中には、急激に腸ぜん動を起こすものもあり、子宮収縮を促してしまう可能性があります。必ず病院で処方されたものを使用しましょう。shutterstock_291108041

つらい腹痛や張り、吐き気、出血があるときの対処法は?

便がたまってくると、お腹が張ったように感じたり、苦しくなったり、痛みを感じるようになる人もいます。また、冷えや消火器感染症、緩下剤の使い過ぎなどにより腸ぜん動が急激に動き出すと、強い腹痛が起きたり、吐き気が起きたりします。そんな時は、腰部、腹部を「の」字を書くようにマッサージをして、排便を促しましょう。また、触っていると冷えているところがわかると思いますので、冷えている場所を手で温めたり、下半身浴をしたりするなどするとよいと思います。

また、冷え症の方は、便秘と下痢を交互に繰り返すという場合もあります。身体が冷えてしまうと、身体の水分を出し、体温を上げようとするために、下痢を起こしてしますのです。ですので、下腹部から下半身は冷やさないように気を付けましょう。

その他にも便秘が続き、何度もいきむ行為をしたり、腹部が大きくなってきて循環が悪くなってきたりして、痔に悩む方もおられます。中には、血便が出てしまう方もいます。そのようなときは、便を柔らかくする薬を処方してもらうとよいでしょう。
痔ではないのに出血と痛みを伴う場合は、便秘とは違う原因で腹痛になっている可能性が高いためすぐに病院にいきましょう。shutterstock_386163145

まとめ

便秘はとても辛いものです。忙しさから、マイナートラブルは放置されがちですが、
毎日の食事や生活習慣で予防することもできるものですので、自分の身体とお腹の赤ちゃんの声に耳を傾けて改善していくようにしましょう。
また、便秘は長く続くと、痔などの症状も引き起こす可能性があります。基本的に食事習慣や代替医療などでコントロールしていただき、どうしても症状が緩和されない場合は便秘薬の使用を考えましょう。shutterstock_394931677

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