6 Aug 2016

目次
赤ちゃんが寝返りしない原因や理由は?
◆体の準備ができていない
寝返りをするためには体の準備が必要です。
例えば
・仰向けの姿勢で自分の顔の位置を真ん中に持ってこられること
・足が床から離れて上がって、空中で上げていられること
・足を曲げたり伸ばしたりできること
・仰向けの姿勢で手と足を体の中心に寄せることができること
このような体の力が必要となってきます。
寝返りができないということは、まだこれらの動きができるだけの体の準備ができていない可能性があります。
◆筋肉や体の反りの問題
筋肉が柔らかくて、持ち上げるのが苦手な子供や逆に体の反りが強くてどうしても突っ張ってしまう子供は、なかなか寝返りをうたない傾向があります。
◆性格的なもの
寝るのが好きで、動きたいという意欲がなかなか出てこないという場合や仰向けの姿勢が好きと言う場合など性格や好みが理由で寝返りをしない場合もあります。
◆体重が重い
体重が重い子供は、おへそ周りがふくよかなため、ねじりがとても下手です。この場合は、自然とできるようになってくるのであまり心配する必要はないでしょう。
◆お布団がやわらかすぎる
あまりにも腰が沈むようなマットや柔らかいクッションだとねじるのも難しいので、その場合は硬い物に替えることも必要です。
寝返りする時期はいつから?3ヶ月で寝返りする子もいる?
個人差はありますが、寝返りはだいたい生後5~6か月からするようになります。稀に、3か月くらいのうちにできる子供もいますが、大抵はころんと回転しているだけで、体をねじる動きはできていません。体が反った反動でくるんと回転して伏せになっていることが多く、足を上げて反対側に倒してねじっていく本当の寝返りとは別物です。
遅い子供だと、1歳になっても寝返りをしない子もいます。逆に寝返りを全然しないで、腹筋で起き上がろうというような子供もいますが、1歳ぐらいまで寝返りをしない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
寝返りできずに泣く・戻れないときの対処法とは?
◆腰ねじりの体操やマッサージをしよう
寝返りできずに泣くのは、寝返りしたいけどうまく腰がねじれないということが原因だと考えられます。そういう場合は、腰をねじる体操してあげたり、おへそ回りのちょうどねじれる所をマッサージして、柔らかくなるようにしてあげたり、体のねじりのコツを教えてあげるとできるようになる場合もあります。
◆遊びながら練習しよう
まだ寝返りをしようという気持ちが全くなくて、手も足も上に上げず、べったり寝たままという子供は、上から物を吊って、手を伸ばして掴みにいく練習やお母さんが赤ちゃんの足を上に持ちあげてとんとん叩いてあげる遊びからやってみましょう。その後、ねじりの練習をしますが、まだ何もできない子供は体の準備できていないため、余計嫌がることもあるので、様子を見ながらサポートしてあげてください。
◆うつ伏せから仰向けに戻る練習をしよう
戻れない時は後ろに体をねじる動きができるようになる必要があります。例えば、うつ伏せにしておいて、おもちゃを見せて興味を引き、誘導してあげると、傾いた拍子にこてんといく子どももいますし、後ろに重心を移しながら体をゆっくりねじっていく練習で、できていく子どももいます。難しければ、半分だけ横向きにさせておいて、横向きからおもちゃで誘導してあげて半分寝返りをしてみるという方法もいいでしょう。
赤ちゃんが寝返りできないのは心配すべき?対策や練習は必要?
仰向けの状態から自分でうつ伏せになることは、いろんな世界を知る第一歩になります。うつ伏せになると、体の機能や腹筋も整ってきます。そして、自分で反対の世界に寝返ろうという気持ちも成長の一つとして必要です。
あまりにも長いことできない場合は小児科やかかりつけの先生に相談をして、筋肉の状態や反射をチェックしてもらい、時期を待てばできる状態なのか、病気の疑いがあるのか見てもらいましょう。
まとめ
寝返りは赤ちゃんが自分で様々な姿勢をできるようになるための第一歩の動きで、赤ちゃん自身もできるようになると達成感を感じることができるものです。また、赤ちゃんが一生懸命寝返りをしようとする姿はとても可愛らしく応援してあげたくなるものですので、赤ちゃんもお母さんも楽しみながら寝返りができるよう練習していきましょう。
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