30 Oct 2016
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産後の肩こりの原因は?
肩こりは、姿勢の悪さ、目の酷使、偏った体の使い方、背中の筋肉の疲れ、血行の悪さ、精神的な緊張など様々なことが要因となって起こります。
この中でも姿勢・血行の悪さは大きな原因と言えます。産後のお母さんは、赤ちゃんを抱っこしたり、授乳したり、前かがみになることが多いので、猫背になりやすいのです。さらに、抱っこをしているとどうしても同じ側の腕を使い続けていて、使い方が偏ってしまうので、このことも体の姿勢の悪さや血行の悪さにつながってしまいます。
その他、「赤ちゃんの命を守っていかなくては」という緊張感や寝不足などが原因で肩がこわばってしまうことも凝りにつながります。日ごろのちょっとした心がけやケア次第で、肩こりの原因は解消することができる場合も多いので、意識しながら子育てをしてみてください。
肩こりがひどい人におすすめのケアは?
まず、右手は右肩に、左手は左肩に肩先に触れます。そして、肩甲骨や背中、肩周りが動くことを意識しながら大きく肩を回してください。
この時に肩や腕が痛いのであれば、痛くない範囲で小さく回してみましょう。左右同時にやっても片方ずつでも、どちらでもいいですが、体の使い方がアンバランスだとやりにくい方があるはずなので、回しにくい方を4,5回多めにやってください。こうすることによって血行が良くなり、筋肉がほぐれていきます。
普段の生活で気をつけることは??
抱っこしたり授乳したりする時に背中を丸めてしまうと、肩こりや背中の疲れにつながるので、まずは姿勢を良くすることが大事です。
授乳の時は背筋を伸ばして胸の高さで抱くようにしましょう。授乳クッションを使うと十分な高さが保てるので、背中が丸まらないように授乳ができます。授乳クッションは赤ちゃんの頭の下、お母さんの太ももの上に置いて高さを調節します。それだけでは高さが足りない時はタオルなどを挟みましょう。
また、睡眠不足も悪影響となってしまうので、休息はしっかり取りましょう。赤ちゃんと一緒に休める時には休み、リラックスできる時間を取って、ストレスや緊張をほぐすことも大事です。
肩こりだけでなく頭痛やめまい、手のしびれがあるのは異常?病院に行くべき?
肩の筋肉が固まってしまうと、そこに通っている神経などを圧迫して手にしびれが出ることがあります。また、血流が悪くなってくると、頭痛やめまいも起こります。そういった時は整形外科に行って湿布をもらったり、筋肉を緩める薬をもらったりして対処しましょう。
肩こり解消のために家でできることは、ストレッチが効果的ですが、育児中はあまり時間が取れないので、何か動作をする時に同時に行う「ながらストレッチ」をおすすめします。
例えば、赤ちゃんを抱っこしている状態からベッドに置く時、その後に自分の肩甲骨を背中側で寄せてあげて胸を開くという動作をセットにして習慣にしてしまうといいです。肩こりは、首の凝りにもつながるので、首を伸ばすことも重要です。
授乳中でも湿布や市販薬を使っても大丈夫?
湿布や塗り薬、外用薬は母乳に移行する心配が少ないと言われています。ただ、微量であっても移る可能性が全くないわけではないので、気になるようであれば止めておきましょう。こういったものを使うことでお母さん自身のストレスが軽減され、痛みが治まるというのであれば、使うことをおすすめします。
ただし、使う場合は必ず医師や薬剤師さんに授乳中ということを伝えましょう。
まとめ
産後は、赤ちゃんのお世話でどうしても肩が重くなってしまいがちなので、育児をしながらできるストレッチやケアをして、こまめにほぐすようにしましょう。そして、頑張りすぎないように気持ちを楽に持ち、少しでも心の緊張をほぐすようなリラックスタイムを取ることが大切です。
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