13 Nov 2016
目次
産後のバストに良くあるお悩みは??
産後のバストについては、様々なお悩みがあります。
主なお悩みとしては、
・授乳を終えた後にかなり垂れる
・乳首がホルモンの影響で黒ずんだままになる
・形が悪くなる
・ハリがなくなる
・サイズダウンする
・乳首の位置が下がる
などがあります。
バストが小さい・大きいに関わらず、産後は胸について悩まれている方が多いようです。
産後に胸がサイズダウン・垂れる原因は??
◆クーパー靭帯が伸びている
胸は、土台に大胸筋という筋肉があり、その上に脂肪組織、乳腺組織が乗っているという構造になっています。
通常は、脂肪組織が垂れないようにクーパー靭帯という結合組織がぐっと引っ張っておっぱいを持ち上げています。
産後に胸が垂れる原因は、おっぱいの重みや赤ちゃんの吸引により、胸の上側のクーパー靭帯が伸びきってしまい、下側が縮んで大胸筋にはりついてしまうということにあります。
◆姿勢の悪さ
産後の授乳やおむつ替えでママは猫背になることが多いのですが、猫背は大胸筋が衰え、胸が垂れやすくなってしまいます。
◆皮膚の伸び
女性ホルモンの関係で一時的に胸が大きくなるため、皮膚が伸びてしまい、垂れてしまったり、妊娠線と同じようにひび割れが入ったりする人もいます。
◆靭帯が切れている
靭帯が切れてしまう人もいます。これは、赤ちゃんがおっぱいを吸い過ぎてしまう、ずっとくわえたままにしてしまうといったことが原因です。特に少し痛みがあるくらい吸わせている場合は、靭帯が切れている可能性が高いと言えます。切れたら元には戻らないので、残った靭帯をケアしていきましょう。
産後の正しいバストケア!バストアップ方法は??
産後のバストケアで目標とするのは、大きなおっぱいではなく、ハリがあって形のいい、上向きのバストです。また、母乳育児の方は、質の良い母乳が出るようなバストを目指していただきたいと思います。
◆大胸筋を整える
まずは床であればあぐらを。椅子に座っても構いません。骨盤が床に垂直になるように座り、肩を下げます。
①胸を張った状態で合掌し、息を吸って緩め、吐きながら手の平同士をぐっと押し付けます。
②顔の前で手のひらを顔に向けて腕を揃え、手の平を外に返しながら腕を開きます。手の平を戻しながら閉じます。これを繰り返すことで、大胸筋を鍛えることができます。
◆血液とリンパの流れを良くする
おっぱい自体は血液とリンパの流れでできているので、これらの流れを良くしてあげることが大切です。まずは右手を伸ばし、手の指から腕にかけて脇の方に集めるようなイメージでリンパの流れを流します。その後、反対の手を熊手にして背中の方からから胸の方に脂肪を寄せるイメージで流してあげます。また、脇にはリンパ節があるので親指でマッサージして脇の付け根をほぐしてあげましょう。
◆クーパー靭帯の弾力を戻す
胸を支えているクーパー靭帯に弾力を取り戻すために、下からおっぱいをぐっと上に持ち上げて、下に縮んではりついている靭帯を引き剥がします。そして、上に持ち上げてから軽く揺すります。大きく揺すると靭帯が伸びてしまうので注意しましょう。その後、斜め下から斜め上にぎゅっと持ち上げて軽く揺すると、きれいな形のおっぱいが作れます。
きれいなバストを取り戻すために生活の中で気をつけるべきことは?
第一に姿勢です。猫背になるとおっぱいは下向きになってしまい、すぐに脂肪組織が垂れてきます。基本の姿勢(骨盤を床と垂直にし、肩を引き下げる)をとることで、バストは上向きになり、大胸筋の筋肉も使われるようになるので結果として胸の形が整い、バストアップになります。
また、授乳中は授乳ブラやブラトップが付いている下着を使っている方もいますが、寝ころぶと胸が横に流れるので、出産からある程度経ったら、脇の下のお肉を高いところに持っていけるようなナイトブラなどを使用しましょう。また、自分のサイズに合ったブラ選びを選ぶことも重要ですので、きちんとメジャーで測った上で適切なものを選ばれることをおすすめします。ぜひお店の方に相談して下さいね。
まとめ
産後のバストに関しては誰にも相談できずに悩んでいる方がとても多いですが、ケア次第で元の状態に近づけることもできますので、諦めずに日頃からケアをされることをおすすめします。
また、産後すぐは大丈夫でも断乳してから急激に垂れてしまう人もいるので、授乳中から姿勢に気をつけて、なるべくバストを上向きに保つように心がけていただければと思います。
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