2 Nov 2016

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育児中の腰痛の原因は何??
産後の腰痛の原因は様々なことが考えられますが、特に多い原因は骨盤のゆがみです。
通常は、出産で大きく広がった骨盤が半年ぐらいかけて元に戻ろうとします。しかし、元に戻るまでの間の体勢や過ごし方によっては、骨盤が開いたままの状態で正しい位置に戻らなくなってしまうことがあります。そうすると、腰に大きな負担がかかってきてしまうので、腰痛が非常に起こりやすくなってきます。
戻らなくなる原因の一つは、抱っこや授乳などで猫背になっていることです。抱っこや授乳で前かがみの姿勢が多くなると、骨盤が後ろに傾いてしまい、広がったままの状態になりやすくなります。
また、不用意に手だけの力で子どもを抱っこすると、グキッと腰を痛めてしまう事があります。それを防ぐためには、子どもを体に密着させた状態で、そこから抱っこするようにするといいでしょう。子どもが自分の体から離れた位置にいればいるほど、腕を使った抱っこの仕方になってしまうので、腰痛を引き起こしやすくなります。
他には、ストレスも腰痛の原因となります。育児中のストレスや緊張で筋肉が緊張してしまうと血行が悪くなり、腰痛につながります。また、育児中は自律神経も乱れがちになるので、体の様々な部分に影響が出てしまいます。
腰痛の解消法やストレッチは??
◆筋肉を伸ばすストレッチ
寝る前に背中から腰にかけての筋肉を伸ばしてあげるストレッチを行うといいでしょう。仰向けになって手を上げて、手を上の方、足は足先の方に引っ張るイメージで伸びをします。こうすることで背中全体が伸びて腰痛が改善できます。また、抱っこで猫背になっている方は、肩甲骨と胸を開く運動も効果があるのでやってみましょう。
◆猫のポーズ
腰の直接的なストレッチとしては、ヨガの猫のポーズがおすすめです。四つん這いになり、息を吸いながら背中を上にあげていき、視線はおへその方へ向けます。息を吐きながらもとの状態にゆっくり戻します。これを4~5回行います。
◆腹筋を意識して生活する
ストレッチ以外では、正しい姿勢で歩く、お腹の筋肉を意識して立ち座りする、腹式呼吸をするということをおすすめします。日常生活の中で腹筋を意識してみましょう。
腰痛を悪化させないための予防法・対処法!湿布やコルセットの効果はどう??
腰の痛みがひどくて熱を帯びているという時は冷湿布がいいですが、何となく痛いという時は、温めて血行を良くしてください。また、腰がどうしても痛くてしょうがないという時は、骨盤が開きすぎている可能性があるので、骨盤ベルトやコルセットを補助的に使うと楽になります。しかし、あまり使いすぎると逆に筋力が落ちてしまうので、気をつけましょう。
なかなか治らない・動けない場合は病院に行くべき??
ひどい状態で動けない、日常生活が送れないというような状態が続く場合は、整形外科を受診することをおすすめします。痛みがある場合や熱を帯びている場合はマッサージや整体は控えたほうがいいですが、痛みがないけれどだるく感じたりする場合には、マッサージや整体で筋肉をほぐしてもらうといいでしょう。
まとめ
育児中は自分の体のケアを後回しにしてしまいがちです。しかし、知らないうちに体の中がダメージを受けていることも多いので、骨盤矯正やストレッチ、ストレス対策など、できることから始めてみてください。少し意識するだけで改善することができることも多いので、気を付けてみましょう。
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