産後の子宮の痛みはいつまで?原因や対処法は??



産後の子宮の痛み!原因は??

妊娠中、子宮は約40週かけてスイカのように大きくなります。出産で赤ちゃんが胎盤の外に出た後は、子宮の中に入っていたものがなくなるので、どんどん収縮し、4週間ほどかけて元の大きさに戻っていきます。

この時、筋肉が元に戻ろうと動くため、痛みが出ます。この痛みは後陣痛とも呼ばれます。
痛みの度合いは、ちくちくするような痛みを感じるという方もいれば、冷や汗が出るような激しい痛みで陣痛より辛いという場合もあります。

また、これは初産婦さんよりも経産婦さんの方が痛いと言われています。

痛み自体は正常な反応ですが、辛い痛みが何日も続く、38度以上の熱が伴うといったことがあれば、何らかのトラブルを抱えている可能性があるので注意が必要です。

◆帝王切開による安静期間

帝王切開の場合だと、傷が痛いために長く安静にする人が多いですが、安静にし過ぎると子宮の復古を妨げるので、後陣痛が続いてしまうことがあります。

◆乳腺への刺激が少ない

授乳による刺激は子宮収縮を促進させるので、一概には言えませんがミルクによる育児をされている方は、子宮復古が遅れ、子宮の痛みが長く続くことがあります。shutterstock_150594026

産後の子宮収縮はいつからいつまで?痛みはいつおさまる?

通常、痛みは2〜3日で動けるくらい軽くなります。一番痛みが強い時期が出産後2〜3日で、1ヶ月健診の頃にはほとんど感じないという人が多いです。眠れないほど痛いことが続くといった場合には、医師に相談をしてください。

子宮の痛みの対処法は?

産後の入院中、子宮の痛みは我慢してしまう人も多いですが、睡眠も大事なので、夜眠れないほどの痛みがある場合は医師に相談して、鎮痛剤をもらうことをおすすめします。

鎮痛剤を飲むと授乳への影響が気になる方がいるかもしれませんが、鎮痛剤を飲むほど痛い時期は、たいてい産後2〜3日で、まだ入院している時なので、医師に相談すれば安全な物を処方してもらえます。shutterstock_501218788

下腹部痛が続く場合、子宮復古不全の可能性も?

子宮の収縮がうまくいかず、回復が通常に行われないことを子宮復古不全と言います。
これは、子宮の中に血の塊や、剥がれた胎盤の一部が残っているといったことが原因で、傷がある場合は細菌が入って感染してしまうこともあります。

通常、1ヶ月ぐらいで悪露と言われている出血はどんどん薄くなってきますが、赤褐色の出血が1ヶ月以上続く場合や血の塊が出てきた、悪露がくさい、臭いがいつもと違う、発熱を伴うといった場合は子宮復古不全の可能性が高いので、受診をおすすめします。これらの症状に加えて、下腹部痛がある場合も注意するようにしましょう。

子宮回復を促すためにできることは?

◆無理がない範囲で動く

子宮回復を促すためには、まず1ヶ月間安静にして、動けるようになったら無理がない範囲で動くことが大切です。

例えば、寝返りをする、足首を動かす、ひざを立てた状態で左右に倒すような、産褥体操から始めてみましょう。

◆しっかり排泄する

膀胱や腸に排泄物が溜まっていると子宮の戻りを妨げてしまうので、排尿排便の我慢をしないようにしましょう。

お腹や会陰に傷があると痛いので、いきむのを我慢してしまう人が多いですが、水分をよく摂って便をいい状態に保つことで、排泄を促しましょう。

また、便秘の人は、授乳中に飲んでも大丈夫な便秘薬を使うこともできますので、医師に相談してみましょう。

◆姿勢に気をつける

子宮の回復には、姿勢も大事です。
産後は、猫背の姿勢をとってしまう人がとても多いですが、猫背ではお腹の筋肉がほとんど使われないので、便秘にもなりやすく、子宮の復古も妨げてしまいます。産褥期に赤ちゃんの授乳で起き上がっている時は、骨盤を床に対して垂直に立てて、恥骨からみぞおちの距離をなるべく長くして、姿勢を整えることで、お腹の状態を良くしてあげましょう。shutterstock_390457357

まとめ

産後のママは我慢強く、子宮の痛みが強くてもなんとか耐えようとする人も多いです。しかし、それはお母さん自身にとって大変な苦痛ですし、お母さんが痛みを我慢してストレスを抱えながら育児をしていても、赤ちゃんも幸せではないと思います。ですから、ストレスなく穏やかに育児できるよう、痛みがある人は、医師に相談してみましょう。痛みが軽減されたら無理のない範囲で体を動かし、血液やホルモンバランスを整えて、子宮の回復を促してみましょう。

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