ママべったりはいつまで?べったりすぎて疲れてしまった時はどうしたらいい?


釜谷先生写真3

ママにべったりはいつまで?3歳や5歳になってもべったりは心配すべき?

やることが沢山あるママにとって、子供のべったりにどこまで付き合うかは、悩みどころですよね。子供がべったりしてくるということは、ママが甘えられる場所、安心できる場所になっている証拠です。これまでご自分がお子さんにとって重要な安全地帯になっていた―つまりご自分の育児が間違っていなかったこと、育児を頑張ったことをまずは褒めて安心してください。

このテーマは沢山の育児書などでも取り上げられていますので、多くの人が同じ悩みを抱えていることがわかります。結論から言うと、心配するべきことではありません。この時期のべったりはむしろ積極的に時間をとってあげるくらいが良いと私は思います。その方が、お子さんの心が安定して家事の最中に邪魔をしてくることも少なくなります。自己肯定感や、自立心も育てますのでお手伝いなどの戦力になってくれることも期待できますね。

また少し視点を変えて私たち自身のことを考えると、私たち大人も人に甘えたい時がありますよね。そして甘えられることは、とても幸せなことだと思いませんか?決して悪いことではないはずです。相手を信頼して自分をさらけ出せる関係は貴重です。そんな関係を持っている人は、自分に自信があり、自分の人生を切り開いていける力を持っています。

例えば私たち大人は普段親にべったりはしませんが、ちょっと子供の面倒を見て欲しい時などは「おねが〜い」と甘えてしますよね。それに応えてくれることがわかっているから甘える。そして与えてもらえばお礼をして、甘えモードはおしまい。小さな子供も同じです。親に何かを求めているのです。それを出し惜しみせず与えてしまえば、子供は気が済んであっさり他のことを始めるでしょう。逆に欲しいと思ったものが手に入らない時は大人でも「なんでうちの親は孫の面倒を見てくれないんだろう、どう頼んだらいいんだろう。」などと執着してしまうのではないでしょうか。愛情や安心感を求めているなら、与えてあげれば満足します。子供も与えないと執着していつまでも求め続けるものです。shutterstock_162382217

ママが見えなくなると泣いちゃう1歳〜2歳の赤ちゃん。対処法はある?

自分とママの境界に気づいたからこそ起こる後追い。ママが安全地帯になっている証拠です。泣かれてしまうと母親はつい自分の責任のように感じて、対処しようとしてしまいますが、後追いは成長過程で普通のことですし、泣くのは言葉の代わりです。やめさせようと躍起になるのは、逆に親子でストレスを抱えることになりますよね。子供が泣くのは言葉の代わりと思って、必要以上に罪悪感を抱えないようにしましょう。そうは言っても気になるのは、人間の本能ですから「自分は人間として正常だ」くらいに思うといいかもしれませんね。

さて、赤ちゃんが泣くのはお母さんが自分と一緒にいないことを不安に思っているということなので、不安を和らげてあげるには、その思いに寄り添ってあげれば良いのです。赤ちゃんから少し離れたところにいても「ママはここにいるよ〜」「〇〇ちゃーん、ヤッホ〜!」などあくまで明るく、離れることが普通のことであることをアピールしてみましょう。また、少し大きくなっている子なら「トイレにいるからね」など説明してから離れるようにすれば、あとは泣いていても自分で対処する力はありますから大丈夫です。「どんな反応をするかな?」とお子さんの成長を楽しむつもりで付き合ってあげましょう。

例えば、私たち大人も初めて行く団体の海外ツアーではぐれて迷子になったら不安ですよね。「誰か助けてー!」と泣きたくなり、添乗員さんの声が聞こえたら、ほっとします。でもそれを何度か繰り返していると、意外と一人でも平気なことに気づけます。現地の人に道を尋ねるなど自分から行動することで、ちょっとした成長もできますよね。同じようなことを子供も経験しているだけなのです。

泣き声で少々ご近所が気になるかもしれませんが、子育て経験者は皆同じ経験をしているので、心の中で応援してくれていますよ。安心してください。

保育園・幼稚園に行くと大泣き。どうすればいいの?

朝の忙しい時間にグズついたり、出発までに時間がかかったり、園の門前で派手に泣かれるのが毎日続くと、親の方が泣きたくなりますよね。わたしも体験済みなので、よくわかります。泣くのをやめさせたければ、その根っこにある感情を理解してあげましょう。

私たち大人も初めての場所に一人で参加する場合など、いくらこれから仲間になる人たちが沢山いたとしても緊張したり不安になったりしますよね。1か月くらいその状態が続く場合だってあるはずです。子供も同じで、ただそれを全身で泣いて訴えているだけなのです。子供は嫌なことなら泣きます。それは正常な反応ですから、泣いていることをやめさせようとするより、泣いている理由を聞いてあげたり、園が楽しい体験ができるところであることを伝えたりしてみましょう。そして、「ママがちゃんと迎えに来るからね」と安心させてあげれば大丈夫です。そうやって何度か親に自分の気持ちを聞いてもらうことができれば、泣きながらも園に行って沢山の経験を積んできます。小さいなりに自分の人生を自分で切り開く術を学び始めるのです。その力がお子さんにあることを信じてあげましょう。

そしてオススメなのは、お母さんお父さんが園を好きになって、絶対的に信頼している姿を見せることです。園や園の先生を褒めたり、素敵な園に自分の子が入れたことを喜ぶ姿を見せたりすると、子供は自分を特別に感じられて嫌な気はしません。逆に子供は鋭い感性を持っていますから、パパママが不安な気持ちで園に預けようとしていたら、それはお子さんにとって不安極まりないことで、泣くのは当然なのです。

入園後しばらく経ってから泣く場合は、何か園での出来事や体調不良が原因ですから、ゆっくり子供と過ごす時間を取ってあげると早期解決につながります。根掘り葉掘り聞き出すのではなく、ただ一緒に過ごしリラックスさせてあげるだけで、問題と対処法は見えてきますので焦らずゆったり構えましょう。この場合は可能であればお休みしてもいいと思います。自分には安全地帯があるということをお子さんにしっかり確認をさせてあげられるといいですね。

またもしも大泣きしたからといって、それは親のせいではなく、子供の気持ちの問題なので、親が罪悪感を抱いたり、他人の目を気にしてイライラしたりする必要は全くないので、おおらかに見守ってあげましょう。shutterstock_74364958

男の子なのに女の子よりべったり!?ママにべったりの対処法は?

私の個人的な意見ですが、男の子でも女の子でも、本人が甘えたがっているのであれば、甘えさせて良いと思います。ただお母さんが疲れてしまうほどべったりしたがっているのであれば、べったりする原因に目を向け寄り添うことで、問題が解決され、べったりすることもなくなるでしょう。何か不安や恐れを抱えているのであれば、話を聞いてあげる。下の子が生まれたりして、寂しさを感じているようなら、いつもよりも長く抱きしめる。あとは、お母さんやお父さんのイライラを感じ取っている場合もありますから、親も適度に気分転換をする。小さい子ほど親の精神状態は自分に影響しますから、不安を抱えるのは当然なのです。

ただ小学生くらいになっても外でベタベタするようであれば、公共マナーを教えるつもりで、「家の中と外で同じように甘えるのは、ママは恥ずかしいことだと思うから、やめてね。」とハッキリ伝えます。またおっぱいを触りたがるような場合も、嫌なのであれば、しっかり断っていいでしょう。見つめあったり、お話ししたり、手をつないだり、背中をさすってあげたりすることでも親の愛は伝えられます。

もしもべったりすることが癖になっているだけなのであれば、べったりしていない時の姿を喜んであげると、次第にべったりすることに興味がなくなっていくものです。たとえばちょっとだけ何か一人でできた時に、少し大げさに「今日は一人でなんでもやっていてかっこいいな。」とか、「さすが3歳になると大人みたいなこともできちゃうのね。」「小学生は違うね〜」など持ち上げてあげると、大喜びで自立していきます。我が家の娘たちも、この作戦は大成功でしたので、ぜひおためしくださいね。

子供がべったりすぎて子育てに疲れてしまったら?

誰にも遠慮しなくていいので、「疲れた」と言いましょう。疲れているからべったりされるだけで疲れてしまうのです。子育ては思い通りにならないことばかりなので、大人社会で働くよりもずっと疲れます。でも子育てをした人でないと、その辛さを分かってもらいにくいですから、余計にストレスも溜まります。たまには自分が誰かに甘えさせてもらってもいいのです。パートナーにはもちろんですが、お子さんにも正直に「ちょっと疲れちゃったみたいだから休ませてね」と打ち明けてみてください。

できるなら家族に協力してもらって一人の時間を作りましょう。ベビーシッターなどのサービスを利用するのも、遠慮することではありません。お子さんに取って一番の栄養はママの笑顔です。ママと半日会えなくて大泣きしても、帰って来たママが満面の笑顔なら、お子さんは嬉しいのです。

自分が幸せでないと、本当に人を幸せにしてあげることはできません。人の手を遠慮なく借り、自分の心を満たす時間を作ることで、感謝の気持ちが湧き、自分も誰かの役に立ちたいと思えます。「べったりされたら疲れる」と愚痴るより「疲れているから休ませて欲しい」と人に頼ると、子供のべったりがそれほど気にならなくなるでしょう。そして気にならなくなると同時に実際にべったりされることも不思議となくなるものなのです。

甘えん坊は自分の心に素直な子

子供がべったりしたり、甘えてきたりすることはごく普通のことです。自分をわかってもらうために自己主張しているのです。でもそれを否定的に親が捉えてしまうのは、親自身が「甘えるのはやめなさい」とか「泣くのはやめなさい」などと育てられたからです。そのまた親も、同じように育てられたのでしょう。代々「甘えたり泣いたりする子供を育ててはいけない」という思いは受け継がれ、そして代々それをストレスに感じ、また否定してしまう。それを繰り返してしまうことも多いのです。まずは自分も自分の子も「泣いていい、甘えていい」と許して、泣いたり甘えたりするお子さんを素直で素敵な子だと褒めて認めてあげましょう。自分の心に素直になれる人は自分の夢も実現するものです。他人の価値観で生きていては自分の夢は叶いません。

実際、泣くことでストレスを軽減することができるという研究報告もありますし、甘えさせてもらうということは、精神が安定することにつながりますから、脳や心身の成長に良い影響を及ぼします。特に幼少期は優位な右脳を効率良く育むためにも、しっかり感情を受け止めてやり、たっぷり甘えさせ、安心して外の世界への興味を向けられるようにしてあげることが大切です。

もしそれでご自分が疲れてしまうなら、人に泣きつき甘えましょう。あなたのお子さんは「ママも甘えていいんだよ。」と教えるためにこの世に生まれてくれたのかもしれません。育児は育自、子育ては親育てなので、一緒に育てばよいのです。shutterstock_113041108

まとめ

べったりに手を焼く時は、泣いたり甘えたりしてくることを否定するよりも、その気持ちを受け入れてあげることが、解決の近道です。もしも子供の気持ちを受け入れられない時は、自分が人に甘えるべき時だというサインです。完璧な親などどこにもいませんので、みんなで助け合っていける社会を作っていきましょう。

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