26 May 2016

目次
子どもが保育園や幼稚園に行きたがらないのはなぜ?よくある原因は?
子どもが保育園・幼稚園に行きたがらない理由は、大人からすると考えられないようなものがいっぱいあります。さらに、子どものタイプにもよります。
例えば、
◆人間関係の問題
・幼稚園に行くとクラスのお友達が意地悪する
・先生との相性が悪い
・先生が、自分ではなくて他の子に怒っているのが、物凄く怖かった
◆怖いものがある
「保育園に行くときの途中で見たあの看板が怖かった」といった理由で行かないという事もあるのです。しかし、子どもは小さいので、分からないけど何となく保育園・幼稚園に行くのは嫌だという感情だけが残ります。
◆体調の問題
たまたまお腹が痛かったときに保育園・幼稚園に行った事がしんどかった、それで行きたがらないという場合もあります。
他にも、体調が悪くて行きたがらないという場合もあるので、パパママが理由を分からずに行かせてしまうと、もっと行きたがらなくなってしまいます。
大切な理由がわかった時に「くだらない理由だな」というふうに思わないでください。些細な理由でも、小さな体で経験値も少ない子どもにとっては一大事なので、それを受け止めてあげましょう。
保育園・幼稚園に行こうとすると泣く子ども。対処法は?
パパママの中には、一度休ませると休み癖が付いてしまうんじゃないか、引きこもりの原因になるんじゃないか、無理にでも行かせた方が良いんじゃないかと思う方も多いですが、絶対にそのようなことはありません。
行かない理由を取り除くことが出来れば、子どもは勝手に行くようになります。逆に、行きたくない理由を解消しないまま無理やり行かせてしまうと、その種が残ったままどこかでまた弊害が来て、本当に引きこもりになってしまうこともあります。休むことによって、ゆったりした気持ちになり、余裕ができて、「また何かあってもパパママは休ませてくれるんだ」という安心感から、逆に行く勇気を持てることもあります。
保育園・幼稚園を嫌がる子に親はどんな声かけをするべき??
「休みたいんだね。じゃあ今日は一緒に一日楽しいことしようか!そして、明日また幼稚園に行って、お友達と遊ぼうね」というふうに言って、一日子どもの好きなことをさせてあげましょう。
「行かなきゃいけないけど、今日は家に居なさい」ではなくて、「せっかくだからすごく楽しい一日にしようよ」という声かけが大事です。
また、「行かないとダメだよ」と言う事だけはしないでください。
逆に、「幼稚園(保育園)ではいつもどんなことをして楽しんでいるの?」というふうに声をかけ、良いことを沢山聞いてあげましょう。そして、その楽しいことをするために、「また行きたい」という気持ちを自ら思い出すように持って行ってあげましょう。
休ませるのは子どもにとっていいの?悪いの?
休ませるのは大歓迎です。休みたいという子には、休まないといけない理由があるので、「この子休まないといけない理由があるんだな」と親御さんはそれを受け止めて、休ませてあげましょう。
年少さん・年中さん・年長さん別のアドバイスは?
◆年少さんへのアドバイス
年少さんは、まだまだ産まれてきて3年しか経っていないということを意識しましょう。この時期であれば「もう1年行かなくても大丈夫」という心構えを持ってもいいと思います。
◆年中さんへのアドバイス
年中さんが赤ちゃんから園児らしくなる時で自分の気持ちを随分言葉で言えるようになってきますので、「行きたくない」という場合は、その理由にしっかり耳を傾けてあげてください。
「なんでも聞くから、どんな事嫌なのかな?」と尋ねると、子どもが心を開きはじめ、サインが見つかるようになるので、しっかりお話をして聞いてあげる練習をしましょう。
◆年長さんへのアドバイス
年長さんは、小学校入学に不安を感じてナーバスになる子も多いです。
特に環境が変わる前後に精神的に不安定になる子はたくさんいます。そういう場合は、そういうものだと思ってください。そこで保育園・幼稚園を休むということがあってもOKですし、「今はこういう時期で、今だけだ」と言うふうに思ってあげるましょう。さらに、子どもに沢山お話をしてあげて、子どもがなんでも吐き出して相談できるような、環境づくりをしてあげることが大事です。
まとめ
お仕事をされている方は、どうしても子どもを預けなければならない場合もありますが、そうでなければ保育園・幼稚園に行かなくても何も困りませんので、全く行かないというのもOKなのです。
その渦中にいると、「周りはみんな行っているから、今行っとかないと」と思ってしまいますが、周りが常識とは思わないでください。保育園・幼稚園に全く行かないとしても、お子さんにとっては変わりません。行かなかったら行かないで、パパママと密接に関わる宝物のような時間なのだと思って、それを逆に楽しむようにしてください。
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