25 May 2016

目次
基礎体温の正しい測定の仕方って?測定ミスを防ぐコツは?
基礎体温は、寝起きにすぐ測るのが基本です。動き出してしまうと体温上昇が始まるので、ベッドの中でそのまま測るのが一番。そのため、枕元にアラーム機能の付いた基礎体温計を置いて寝て、朝アラームが鳴ったらそれを口の中に入れて測ることが、測定ミスを防ぐコツにもなります。
婦人科系の体温計は、舌下が一番正確に測りやすいため、基本は全部口で測ります。
基礎体温を測る時間はいつ?バラバラでも大丈夫なの?
基礎体温は、一番体温の低い時間帯、つまり寝起きに測るのが正解ですが、さらに測定時間も一定にしたほうがいいのです。基礎体温計でも、少し高めの3000円くらいのものは、毎日何時に測るかを設定できるので、そのアラームを使うのが一番便利です。
また、基礎体温を測っている時は、夜寝る時間も一定にしたほうがいいでしょう。睡眠時間が2時間しかない状態で測ると正確な値は出にくいので、最低でも4〜5時間以上寝て、できるだけ規則正しく同じ時間に寝て、同じ時間に起きることが、正しい数値を取れるポイントです。
基礎体温って平均どれくらいなの?高温期・低温期の体温目安は?
低温期は36.5〜36.6度、高温期が36.8〜36.9度が基本平均値です。しかし、最近は平熱が低い人が多いので、基本値から外れる場合もあります。
その場合は、低温期と高温期の差が0.3度以上あるかということを確認してみましょう。
もしこの差が0.3度以上ない場合は、高温期の移行が速やかにいっていないか、高温期で上がりきっていない可能性があります。高温期にはプロゲステロンというホルモンが出ますが、これが十分に分泌されてない可能性が高いです。
基礎体温表の書き方や見方、グラフの活用法は?
ネットで体温表をダウンロードしてきて手で書くという方法や、最近ではアプリもあるので、これを使うのもおすすめです。
また、基礎体温表本体にアプリがついているものが今はあるので、初めからセットになっているものを買ってくるとグラフデータをそのままUSBでパソコンに落とせるので便利です。自分の使いやすいものを選びましょう。
また、基礎体温表の付け方についてですが、生理があった日、夫婦関係をもった日は必ずメモをするようにしましょう。それ以外にも、生理の量や腹痛、頭痛、鎮痛剤の有無、体調などを書いておくと、その後の妊活に取り組む上での目安になり、体温の上がり悪かった原因がわかることもあります。また、睡眠時間が極端に短かった日、測り忘れがあった日なども細かくつけておきましょう。
一番簡単に見られる見方は、低温期と高温期でちゃんと2相になっていることを確認する方法です。上がりきっていない場合は何らかのトラブルがあると思ったほうがいいですし、特に1相のままというのは、排卵してない可能性があるので、病院で診てもらったほうがいいでしょう。
さらに、基礎体温が低温相から上昇するタイミングがちょうど排卵日と言われているので、排卵日を予測するひとつの目安にはなりますが、人によって下がった時に排卵するのか、上がり出してから排卵するのかが違ってきます。何か月間かつけていると、排卵日はだいたい分かるようになってくるので、排卵検査薬などを使わなくても、夫婦関係をもつタイミングは分かりやすくなっていきます。
生理と基礎体温の関係って?
排卵までの最初の期間ではエストロゲンというホルモンが出て、その影響で低体温になり、排卵するとプロゲステロンという黄体ホルモンが出ます。そのホルモンで高温期に切り替わるので、高温期に切り替わらないという人は、プロゲステロンというホルモンの分泌不足の可能性があるということが、基礎体温表から読み取ることができます。
基礎体温計を選ぶ基準!正確に測れるアイテムを選ぶためには?
基礎体温計には予測式測定と実測式測定の2種類があります。予測式測定は大体5秒〜10秒で測ることができ、実測測定は基本5分間ほどかかります。基礎体温を測る時は実測で測ったほうがよりデーターが正確になると言われています。
また、いろいろな機能があると使いづらいと思われがちですが、わざわざ転記しなくても体温計1本の中にデーターを全部入れられて、値段もさほど差がないものも多いので、機能が多くついてるものを選んだほうが後々楽ということもあります。
まとめ
赤ちゃんが欲しいなと思ったタイミングで基礎体温をつけることをお勧めします。基礎体温をつけると、明らかにおかしいなというデーターが分かるようになります。例えば、2相になってない、本来10日以上ないといけない高温期が10日未満しかないといったことに気付くことができます。早く気付けば、それだけ早く対策することができますのでとても有効と言えるでしょう。
ただし、基礎体温をつけ出すと、真面目な方は義務的になり、ストレスを抱えてしまうこともあるので、3か月から半年ぐらいつけたら一度お休みしてもいいと思います。基礎体温をつけることがストレスになってしまうよりは、ひとまず休憩をして、また気が向いたらつけるという風にしてみてはいかがでしょうか。
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