排卵・受精・着床の期間・日数は?知っておきたい妊活の基本


妊娠までの流れを解説!知っておきたい妊活の基本は?

妊娠するには、排卵前に先に精子が卵管に到達している方が優位だと言われています。そのため、排卵日だけ狙って夫婦関係を持っても、実はそこまで妊娠率は上がらないので、排卵日より何日か前に夫婦関係をもっておいて、精子が排卵より先に待機している状態が、妊娠を上げる方法だと言われています。
また、排卵日を予測しても簡単にずれるので、排卵日以外でも夫婦関係をもつことはとても大事です。

妊娠までの流れとしては、卵子と精子が出会って受精をし、その後卵管を通って子宮に着床します。
もし、この卵管が詰まっていると、受精卵がうまく通ることができず、子宮に辿り着かないことがあります。また、子宮内環境が良くなければ着床しにくくなるので、
妊活がうまくいかないという方はこれらが原因になっている可能性があるでしょう。

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排卵・受精・着床の期間は何日?どれくらい時間がかかるの?

昔は「排卵してから24時間以内に受精したほうがいい」と言われていましたが、最近では「卵子の受精能力は6時間~8時間ぐらいしかない」と言われています。その後、受精したら7日間程かけて分裂を繰り返しながら卵管を下りてきて、子宮内に着床します。ですから、受精から着床までは大体一週間くらいです。

受精や着床をしたときに体に起こる症状はある?

受精に関しては、体に症状は起こりませんが、着床は子宮内膜に卵子が潜り込む際、着床出血がみられる人もいます。しかし、出血したものでも再吸収する場合が多いので、分かりにくいことが多いです。また、着床したタイミングで体温がぐっと上がることもありますが、普段からかなり気にしていないと感じることは難しいです。shutterstock_265369109

排卵・受精・着床時の基礎体温の変化は?

基礎体温で排卵をピンポイントに特定することは難しいですが、大体排卵前に0.1度下がって、その後上がり始めるので、この上がり始めたタイミングが排卵日と言われています。受精時は全く変化がなくて分かりません。また、着床は受精してから7日目ぐらいなので、28日周期なら21日目ぐらいで着床することになります。もし、着床していなければ、この後7日間ぐらいの間で体温が下がってきますが、着床していたらこのまま高温期が続きます。人によってはここで1段階さらに上がるという人もいますが、これは人によってまちまちです。ただ、本来下がるべき基礎体温がずっと高いまま続く場合は妊娠している可能性が高いと言えます。shutterstock_256615003

妊娠するために排卵?着床の期間に注意することは?

何かをしたから妊娠する、逆に何かをしたから流産するということは基本的にほとんどないので、あまり神経質にはならないほうがいいと思います。ただし、排卵から着床までの妊娠が確定しない期間に赤ちゃんの臓器が作られていると言われています。そのため、この期間にあまり不要なものは体に取り入れないほうがいいでしょう。

また、食べ物から葉酸を意識的に摂っておく、体を冷やさない、ストレスを溜めないなど健康的な生活を送ることができるように気をつけておきましょう。shutterstock_100258691

まとめ

排卵日を特定できると、ついつい排卵日だけの夫婦関係になりがちですが、旦那さんに排卵日であることを強調して、夫婦関係を持つことは、おすすめしません。これで妊活が嫌になる男性もいるので、排卵日は女性だけが知っておいたらいいことかもしれません。その方が夫婦の仲も円満になるでしょう。

また最近は卵管につまりがある、若しくは詰まり気味の女性が増えてきているという事も聞きます。卵管は受精卵が子宮に向かう大切な通り道になります。卵管が詰まっていると受精卵が子宮にたどり着くことが出来ません。検査で確認できる項目でもありますので、早めに確認しておくことも一つの方法です。

さらに、排卵日以降は神経質になりがちな方も多いと思います。「今受精したらこの辺で着床して……」といろいろ考えてしまいますが、これ自体がストレスになることもあるので、気にしすぎず、ゆっくりリラックスして過ごすことが一番です。shutterstock_145189813

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