全国こども電話相談室プレイバック!放送終了の背景や名回答をご紹介

全国子供電話相談室

「全国こども電話相談室」は、子供達から寄せられたさまざまな相談に、各分野の「先生」が回答していくという内容で、とても人気のあったラジオ番組です。

子供の素朴な疑問や、それに応える先生達の回答が話題になることもあり、純粋な子供達の想いに大人も聞き入ってしまうようなラジオ番組でした。
しかし、2008年9月に惜しまれつつ放送が終了してしまったため、懐かしさを覚える方も多いでしょう。
全国こども電話相談室の放送が終了した背景には、時代の流れによる子供達の環境の変化があるようです。

そこで今回は、
・全国こども電話相談室がどんな番組だったのか
・放送が終了した背景
・番組に寄せられた面白い質問と回答
をご紹介していきます。

全国こども電話相談室ってどんな番組?

全国子供電話相談室
全国こども電話相談室は、TBSラジオなどJRN各局で1964年から2008年までの44年間続いた人気長寿番組です。
放送日時は、放送開始から1997年までは1回30分で月曜日から金曜日までの夕方、それ以降は1回60分で毎週日曜日の朝でした。

冒頭でもご紹介しましたが、番組の内容は、全国の小中学生が持つ疑問に各分野の専門家やタレント、スポーツ選手達が丁寧に回答していくというものです。
番組は毎回生放送で行われ、1回の放送で紹介される質問は5~6件でしたが、放送終了後には全ての質問に答えていたようですね。
中には、先生がその場で回答できないほど難しい内容なので、次回以降の宿題にさせてもらう質問もあったのだとか。

番組のテーマ曲である「全国こども電話相談室テーマソング」は、
「ダイヤル、ダイヤル、ダイヤル、ダイヤルまわして~!」というフレーズでお馴染みになり、放送開始から終了まで変わらず使用されていました。

その後、全国こども電話相談室をリニューアルした形で、「全国こども電話相談室 リアル!」が2008年から2015年まで放送されました。
「全国こども電話相談室 リアル!」は前番組の生放送から収録放送へ変更となり、メールや手紙で相談・質問を受け付けていた点、相談や質問の内容は人生相談が中心になっていった点が違いです。

番組の放送が終了した背景とは?

全国子供電話相談室
全国こども電話相談室の質問件数は、多い時には月に1000件以上でした。
また全放送を通せば、質問件数は50万件以上にのぼるそうです。

そんな全国こども電話相談室の放送ですが、なぜ終了してしまったのでしょうか?
それは、冒頭でご紹介したように時代の流れによって、子供達の環境に変化があったからです。

子供の環境を変える大きな要因となったのが、携帯電話とインターネットの普及でしょう。
1990年代になると、NTTドコモを皮切りに携帯電話が登場し、徐々に大人だけでなく子供にも普及します。
今では携帯電話がスマホに形を変え、多くの子供たちが使っていますよね。
また、子供達の間にインターネットが徐々に普及したため、疑問があればすぐにインターネットで手軽に調べることができる環境に変化していきました。

そのため、全国こども電話相談室への質問は減少し、番組の意義が薄れていったようです。
質問件数が減り始めた当初は、質問件数の減少に合わせて放送時間を短縮して放送を続けていましたが、とうとう2008年に放送を終了することになりました。

話題になった面白い質問や名回答は?

全国子供電話相談室
子供の発想力には本当にびっくりさせられます。
番組に寄せられた質問を見返してみると、「小さな子も日々本当にいろいろなことを考えているんだな」と感心させられると同時に、回答に困るような質問もバンバン飛び出してくるのです。
ここからは、そんな子供達の面白い質問や先生達の名回答をご紹介していきますね。

■天国に行ったら、どうなるの?(小2女児)
という質問に対して、
「学校や家で楽しく過ごしていれば、今生きている世界が天国になるので、今のこの世界を天国にしよう。(タレント 永六輔さん)」
との回答。

また、
■大人になる時間は、何時間なの?(小3女児)
という質問に対しては、
「あなたが子どもを産めるくらい大きくなった時を生物学上の大人、人の立場に立って、人の心が分かるくらい大きくなった時を社会学上の大人というけど、大人になるのは大変だよ。(住職 無着成恭さん)」
と回答されています。

子供の面白くも深い質問に上手に答えつつ、これから生きていく上で大切なことも教えていますよね?
また、先生達が真摯に子供達と向き合い、考えてくれる様子も子供達に大きな影響を与えていたのではないかと思います。

番組に寄せられる今と昔の質問の違いとは?

全国子供電話相談室
番組に寄せられる質問としては、昔は子供達の素朴な疑問が多かったのに比べて、近年の質問は人間関係に特化した内容になっていたようです。

その理由としては、先程ご紹介した時代の流れによるインターネットの普及や核家族化が挙げられます。
子供達を取り巻く環境が変わったため、人間関係のあり方が変化しているのかもしれません。
また、女性の社会進出により両親がともに家を留守にすることが増え、相談先がなく困っている子供が増えたことも理由の1つでしょう。

こういった変化を受けて、全国こども電話相談室 リアル!では、メールや手紙による人生相談を相談員達と一緒に考えていくというスタイルがとられていました。

まとめ

長年にわたって人気を集めた全国こども電話相談室ですが、時代の流れにより形を変えていき、放送終了という結末を迎えました。

しかし、対話形式で人と接して学ぶことは、子供達にとって貴重な経験です。
番組は終了してしまいましたが、子供にはインターネットに頼るだけではなく、人との対話も大事にしながら成長していってほしいですね。

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