11 Sep 2018
私たちが生活する日本社会の中では、「結婚したら次は子供を作るのが理想の家庭」という考えを持つ人が多いと思いますが、子供をつくらない選択をする人もいます。
子供をもつことは、確かにある人にとっては幸せの1つと言えるでしょう。
しかし、子供を作ることだけが幸せのカタチではありませんよね。
とはいえ、「子供を作らない」という選択をすることに迷っている方は多いでしょう。
そこで、この記事では「どんな理由で子供を作らない人が多いのか」について説明します。
「私のような理由で子供がいらないと考えるのはおかしいのかな・・・」
「子供を作らなかった人たちにはどんな理由があったのかな」
など、気になる方は参考にしてみてください。
女性の社会進出
現在は、昔と違って女性が働くのが当たり前の時代になりつつあります。
政府の提言する働き方改革などによって、子供をもつ母親も働きやすい環境づくりが整備されようとしていますが、まだまだ足りないといわれる状況です。
また、保育所の数も不足しているため、待機児童の問題も度々メディアで取り上げられています。
子供ができて、その後預けようとしても預け先がないのであれば、社会復帰することは難しいですし、最悪の場合は会社を辞めざるを得ません。
また、子供を預けることができたとしても、以前と同じように働くことはかなり難しくなるでしょう。
そんな中、今まで自分が積み上げてきたキャリアを手放すことに抵抗を感じる人もいるのではないでしょうか?
仕事にやりがいを感じ、充実した生活を送っている人にとっては、思うように働けないことは自分らしく過ごすことを放棄することになりますよね。
仕事に家事、それに加えて子育てとなると積極的に考えられないという人がいても当然だと思います。
女性の晩婚化
昔は比較的若い時期に結婚する人が多かったのですが、先程もご紹介した女性の社会進出の影響などもあり、現在では結婚をする時期が昔に比べて遅くなっています。
これも、「子供はいらない」という選択をする一つの原因であると考えられます。
ある程度年を取ってから結婚して出産するとなると、やはり若い人と比べると体力面で不安が残りますよね。
妊娠・出産時はもちろんのこと、子供の学校生活でも
「周りのママ達は若いのに、自分1人浮いてしまうのでは?」
「運動会みたいな行事についていけるかな?」
など、心配はつきません。
このような将来への不安を考えると、子供をもつことに積極的になれないという人がいるのも自然な流れではないでしょうか?
経済的な事情
子供1人を育てる費用は、一般的には2千万円と言われています。
そのため、「今の生活水準を下げてまで子育てをしたくない」という人もいるでしょうし、「それだけの費用を稼ぐことが難しい」という人もいるでしょう。
そもそも自分達の生活が整っていないと、子育てをするのは難しいものです。
非正規雇用で働く人も増えている中、経済的な事情で子供を作らない人は多くいます。
子供が苦手
「子供がきらい」という理由で子供を作らない人もいます。
子供が苦手だということは、一緒に生活することを苦痛に感じる人もいるでしょう。
よく、子供嫌いな人でも自分の子供なら可愛いと言いますが、もし「産まれても可愛いと思えなかったら?」という不安を抱える人もいるはずです。
苦手な子供をきちんと育てられるか分からないという理由で子供を作らない人も多いようですね。
自由な時間がもてない
子供が生まれると、特に小さいうちはつきっきりになりますので、自分の自由な時間がもてなくなります。
例えば、旅行が趣味で今現在年に何回も旅行に出かけている人、世界のいろいろな国を見てみたいという人など、子供がいると実行するのが難しい趣味をもった人たちにとっては、子育てが難しいことは容易に想像がつきます。
「自分の時間をなくすことと引き換えにしてまで子供はいらない」というのも理解できます。
子育てに自信がない
子供を育てることに対して自信がない人も中にはいるでしょう。
子供を1人育てることは、かなりの大仕事です。
小さいうちはつきっきりでお世話をし、泣いたらあやさなければいけませんし、子供は思わぬ行動をすることもあります。
しかし、いくら大変なことでも、親は子供に対して大きな責任を負わなければいけません。
そういった不安を強く感じている人が、子供を作ることに積極的になれないのも仕方のないことだと感じます。
まとめ
今回は、子供はいらないという選択をした理由について以下の6つをご紹介しました!
・女性の社会進出
・女性の晩婚化
・経済的事情
・子供が苦手
・自由な時間が持てない
・子育てに自信がない
今回ご紹介した内容をみていただいても分かるように、「子供をもつこと」に関してはさまざまな考え方や価値観、そして悩みや不安があるのだと言えるのではないでしょうか?
このような違いを認め合い、それぞれがより過ごしやすい社会になっていくとよいですね。
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