里帰り出産の準備!準備リストは?書類はどうする?


里帰り出産の準備はいつからするの?

里帰り出産を決めたら、まずは産院探しからスタートです。
はじめに里帰り先の近くの産院を2~3施設、調べておきましょう。そして、予約は早めにしておくことがポイントです。せっかく希望の病院が見つかっても早めに予約しておかないと、「里帰り出産ができない」ということにもなりかねません。妊娠がわかった時点で、予約を受け付けてくれるところも多いので、里帰り出産を考えている妊婦さんは、妊娠がわかったらすぐに里帰り先の産院に電話予約をしておくといいでしょう。その際、里帰り出産を希望している旨を伝えておくといいですね。

分娩の予約をする際は、妊娠初期に分娩を希望する病院へ診察に行かなくてはいけません。産院によっても異なりますが、だいたい妊娠12~20週頃までに一度診察に行く必要があります。里帰り先の病院が決まったら、健診を受けているお近くの産院に報告して、紹介状をもらいましょう。
紹介状、母子手帳、健康保険証とともに、里帰り先の産院で初診時に必要なものも、事前に電話で確認しておくとよいでしょう。shutterstock_102915128

里帰りする時期はいつからいつまで?

妊娠30週~34週以降は、里帰り先の分娩予定の産院での受診が必要になってきます。会社員などでお勤めをされている妊婦さんは、産前休暇が取得できる期間よりも前に里帰りする必要があることも。しかし、長時間の移動は体の負担になってくるので、妊娠後期(28週以降)になってきたら、準備を始め、帰省することをおすすめします。

産後は、1ヶ月健診が終わったタイミングで、自宅に戻るママが多いようです。産後2~3ヶ月まで里帰り先で過ごすママもいらっしゃいますが、その場合は、何かあった時にも里帰り先で赤ちゃんを見てもらえるよう小児科も事前に調べておくといいでしょう。

里帰り出産の準備物リストは?産後にいるものって?

産前産後合わせて2ヶ月以上の間、里帰りをするとなると、荷物も多くなりますよね。持ち物を減らしたい方は、必要最低限のものだけを持っていき、産後の荷物は里帰り先の店舗やインターネットで購入するといいでしょう。必要な物も事前に宅配便などで送っておくと、移動が楽チンです。

◆里帰り中に必要なもの

・マタニティ用の下着、服などの衣類
・入院中に必要なもの
・診察券、健康保険証、妊婦健診での検査結果等
・出生届や児童手当など、産後届出が必要な書類
(妊婦さんが会社の健康保険に加入している場合、出産手当金に必要な書類など)
・印鑑
・産後の授乳服、新生児グッズ
・ママバック

◆入院中に必要なもの

・授乳用パジャマ
・授乳用ブラ
・産褥ショーツ
・骨盤ベルト
・生理用ナプキン(夜用)
・退院時のママの服
・退院時の赤ちゃんの服
・赤ちゃん用のガーゼ
・バスタオル
・タオル
・洗面用具
・ペットボトルのお水
・おにぎりやゼリー飲料
・曲がるストロー
・爪きり
・ハンガー

◆その他、あると便利なもの

・お気に入りのCDなど、リラクゼーショングッズ
・抱き枕
・授乳クッション
・デジカメやビデオカメラ
・赤ちゃん用の簡易ベッド

産前の準備としては、普段着ている下着や洋服、パジャマなどを持っていくといいです。また、入院中に必要なものは1つのバッグにいれて準備しておきましょう。
入院中の準備については、産院で異なりますので、目安としてお考えくださいね。
入院準備にあると便利なものは、曲がるストローと爪きり、ハンガーです。ストローは、分娩中の水分補給に便利ですよ。また、爪切りは入院生活中、爪が伸びてきた時に手入れできるのでおすすめです。ハンガーは、濡れたタオルを干しておくのにも便利で、病室での乾燥対策にもなりますよ。

そのほか、里帰り先でのリラックス用のバスグッズや、陣痛がきた時用のお気に入りの音楽もあると便利です。お腹はどんどん大きくなってきますが、抱き枕を使って横になると、少し楽な体勢で眠ることができます。デジカメやビデオカメラは、出産時はもちろん、産後の赤ちゃんの撮影にも大活躍します。shutterstock_59808223

里帰り出産に服はどれくらいいる??サイズや種類は?かさばるけどコンパクトにできる??

上でも書きましたが、里帰り出産時に必要な衣類の一例です。
枚数は、季節やお洗濯回数によって、変動しますので、あくまでも目安です。

◆里帰り出産で必要な衣類の目安

・マタニティ用の下着(3~4枚)
・マタニティ用服(2~3枚)
・授乳用パジャマ(2~3枚)
・授乳用ブラ(3~4枚)
・産褥ショーツ(3~4枚)
・生理用ショーツ(2~3枚)
・産後補正用下着(1~2枚)
・骨盤ベルト

産後はパジャマで過ごすことが多いので、2~3枚あると便利です。
マタニティから産後まで長く使える下着やパジャマが多いので、荷物をなるべく減らすには、下着やパジャマは妊娠中から産後も使えるものを選ぶといいでしょう。産褥ショーツは、産院のお産セットに含まれていることが多いので、準備しなくてもいいかもしれません。病院に確認してみましょう。ただ、産後1ヶ月は悪露が続き、ショーツが汚れやすいので、生理用ショーツを数枚持っているとよいでしょう。また、サイズは産前産後の体に負担がかからないようゆったりとした大きさのものを選ぶといいですね。

里帰り出産の手続きや書類の提出方法は?いつまでにすればいいの?

里帰り出産のときは、「手続きに必要な書類を忘れた!」ということがないように、事前にしっかりチェックしておきましょう。

分娩予約するときは、下記のものが必要になります。
産院により異なりますが、分娩予約の前金で10万円ほど、先に納入する場合もありますので、まとまったお金も忘れずに準備しておきましょう。
・母子手帳
・健康保険証
・紹介状
・妊婦健診助成金申請書(自治体により異なる)
・印鑑
・予約金など分娩の前金

妊婦健診助成金は、出産後、住んでいる自治体に申請すれば、返金されることがほとんどです。
その際、領収書が必要となったり、自治体によっては、書類の記入が必要になったりするので、事前に確認しておきましょう。

また、出産後は下記の手続きが必要となります。
・出生届(産後14日以内)
・児童手当(産後15日以内)
・赤ちゃんの健康保険
・乳幼児医療費助成金

出生届の手続きは、「父母の本籍地」「父母の住所地」「出生地」のいずれかで出生届を提出できます。出生届は、産院または自治体でもらうことができます。父母の所在地(お住まいの場所)で手続きをする場合は、旦那さんとの連携が必要になってきますので、事前によく話しておく必要があります。出生地(里帰り先)の場合も、産後すぐには動けないので、実家の両親に頼むのか、旦那さんが来たときにお願いするのか、事前に確認しておきましょう。出産後は、2週間以内に行う手続きがほとんどです。
ただし、自治体によって異なるものもありますので、お住まいの自治体で事前に調べておきましょう。

里帰りするときは上の子・旦那さんはどうしたらいい?準備しておくことは?

里帰り出産するとき、2人目以降の場合は、上のお子様についても、考えておく必要がありますね。上のお子様がまだ小さい場合、保育園や幼稚園はどうするのか。休園するなら、どれくらい休園できるのか、手続きはいつから必要なのかなど、事前に確認しておく必要があります。上の子を旦那さんにお願いして、里帰りする場合は、普段の生活についても、旦那さんとよく話し合っておく必要があります。

今は便利なサービスがたくさんあり、家事代行サービスや、家事や育児を手伝ってもらえるドゥーラなどのサービスもあります。そういったサービスを利用しながら、旦那さんにお願いする場合は、里帰りする前に、実際に旦那さんとサービスを受けておいて、自分がいない時もきちんと生活できるよう段取りをしておくことが重要です。

赤ちゃんスペースの確保は??

自宅ではないので、赤ちゃんスペースの確保は難しいですよね。ただし、里帰り期間は産後1ヶ月頃までのママが多く、長くても2~3ヶ月頃までです。生後2~3ヶ月頃の赤ちゃんは、まだねんねをしている子がほとんどです。そのため、赤ちゃんが眠れるスペースがあれば十分です。

簡易的なベッドと赤ちゃんのお世話スペースにもなる、ファルスカの折りたためるコンパクトベッドが便利でおすすめですよ。畳の上でも、フローリングの上でも、ちょっとした赤ちゃんコーナーが省スペースで手軽にできます。自宅へ戻るときも、折りたたんでコンパクトに持ち帰ることができ、2~3歳頃まで長く使えるので、今後の帰省のときにも活躍しますよ。

里帰り出産にかかる費用は?

里帰り出産は、自宅近くで出産する場合に比べ、出費が多くなります。妊娠初期の診察のための往復の交通費や、里帰り先への帰省の交通費。そして、妊婦健診の費用も、あとで返金がある自治体がほとんどですが、一時的にまとまったお金が必要となります。旦那さんや上のお子様と離れて暮らす場合は、それぞれの生活費や、シッター代などもかかってきます。このような費用面も、きちんと旦那さまと話し合っておきたいですね。

里帰りまでにこれはやっておきたい!!

里帰りまでにやっておくことは、お住まいの自治体で行われているマタニティ向けのセミナーに参加し、ママ友を作っておくことです。出産する病院でも、母親学級があったり、同じ時期に出産したママと仲良くなることはできます。しかし、戻ったときに困らないようしっかりと地域の情報を知っておき、人との関係も作っておくことが重要です。小児科はどこがいいのか、子育て支援センターはどこにあるのかなど、地域の情報を事前に把握しておくと、産後戻ったときも余裕をもって育児を楽しめますよ。
ママ友も、産後長く付き合っていくので、自宅近くにいると心強いですね。

マタニティ教室や地域の子育て関連のNPO、ママサークルなどでも、妊婦さんから集まれるイベントやランチ会を開催しているところがあります。里帰り前に、地域の情報を集めておくと、産後の「困った!」も少なくなり、より育児が楽しくなりますよ。shutterstock_155826818

まとめ

里帰り出産では、事前の準備が重要になってきます。上のお子様がいたり、フルタイムで働きながらだと、あっという間に時間が過ぎていきますよね。
しかし、妊娠中はいつ赤ちゃんが生まれてくるかわかりません。妊娠がわかったときから、早め早めに準備をすることで、安心して出産にも臨めます。旦那さんなどや里帰り先の両親など、周りの人とコミュニケーションをしっかり取り、早めに準備することで、ゆったりとした出産・産後の生活を送ってくださいね。

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