28 Sep 2016

育児を楽しめないのはなぜ?楽しめる人との違いは?
育児を楽しめない原因として、まず挙げられるのはママが「頑張らなきゃいけない」と思いすぎて、力が入ってしまっていること。また、「核家族化」「待機児童数が多い地域に住んでいる」「近所付き合いが少ない」などの理由で子育てが孤立化してしまっていることなども原因となっています。
◆家族の協力がない
育児は、自分の親や兄弟と一緒に暮らせる環境があれば、物理的にも精神的にも負担が軽くなります。
例えば、「今は歩かないけど、もうすぐ歩くようになるよ」とか「あなたもそうだったのよ」という言葉がけをお母さんからしてもらうことで、気持ちが楽になります。しかし、今は家族と離れて暮らす社会に移り変わり、負担を大きく感じる方が増えてきているのが現状です。離れていても、電話で話をしたり時々帰省することで子育ての不安を解消しましょう。
◆人生=育児になっている
今は、子供に叱るべき時でさえ叱ることのできないママが増えています。でも、それは、叱らないわけではなくて、叱る力もないのかもしれないと感じるのです。そのような方は、生活そのものが育児一色になっているのではないかと思います。
毎日子供が起きてから寝るまで1日必死で育児と家事をしていると、段々心に余裕がなくなってきますよね。一人で子育てをすることは本当に大変です。人生=育児にならないように、趣味や息抜きの時間を作って欲しいと思っています。
◆息を抜ける場所が少ない
子連れで出かけられる場所が少ないことも原因です。育児を楽しんでいる人の中には、ママ友を作るために近くの公民館に行ったり、市が運営している場所やイベントに行ったりとフットワークが軽い方が多いように思います。孤立しないように、子連れで行ける場所を探すことも大切です。
◆旦那さんの協力
核家族化やご近所づきあいの希薄化、旦那様の仕事の忙しさによって、ママが1人で子育てをしなくてはならない状態になってしまうこともあります。しかし、全て抱え込んでしまっては、辛くなってしまいますよね。できるだけパパに協力してもらうことが大切です。
育児を楽しむ3原則って?
育児を楽しむ3原則は、「ママが格好つけない」、「子供を思い通りにしようとしない」、「子供よりも本気で遊ぶ」です。これを意識した上で、以下のことも実践してみてください。
◆ママが格好つけない
子育てに熱心なママほど「子供の前ではちゃんとしなきゃ」と頑張ってしまいますが、そうしていると本当の自分が出せなくなり、精神的に疲れてしまいます。子供の前ではいつもありのままでOK。格好つけなくてもお子さんにとっては、きっと素敵なママだと思いますよ。
◆子供を思い通りにしようとしない
子供を自分の思った通りにしようとすると、思い通りにならない現実にイライラしてしまいます。お子さんは「自由にのびのびと」というスタンスで育て、「こう育てなくては」という理想を強く持ちすぎないようにしましょう。
◆ママが本気で遊ぶ
子供よりも本気で遊ぶと言っても、特に月齢が小さいと遊び方がわからないと思いますが、ママが楽しめればやり方は何でもOKです。椅子の周りを一緒にハイハイしてまわって、追いかけっこのようなことをしたり時間を決めて積み木を積んだりするなど、その年代に合った遊び方を自由に楽しみましょう。ママが本気で楽しんでいると子供も笑ってくれるものです。片手間でやるのではなくて、手を止めて思いっきり一緒に遊ぶことが大切です。
時間がない!赤ちゃんが泣く!イライラ子育てを楽しくするコツは?
◆お出かけしてみる
赤ちゃんが泣いてしまってイライラしたら、実家や助産院に定期的に足を運んでみましょう。最近では、産婦人科でも新しい取り組みをしているところもあり、ママと赤ちゃんが行くと、赤ちゃんは助産師さんが見てくれて、ママは別の部屋でお昼寝ができたりするところもあります。
また、お家の中でずっと泣き続ける赤ちゃんと一緒にいると、ママもパニック状態になってしまうので、なるべく人のいる場所に出かけることを心がけましょう。
◆諦めるところは諦める
一生懸命なママは、「この時間までに絶対手作りでご飯を作らなきゃ」とか、「この時間は遊ばせなきゃ」とタイムスケジュールをがちがちに組んでいることが多いのですが、一度それを諦めてみましょう。子供といるとスケジュール通りにはいかないものです。
◆子供に家事を任せてみる
実は子供達でできることもたくさんあるので、お兄ちゃん・お姉ちゃんに家事を任せることもいいでしょう。特に夏休み中は、子供がメインで食事や洗濯をするようにしてみましょう。ご飯の支度から後片付けまでをする、洗濯物を回すところから干すところまでをするといったように最初から最後まで全部子供にさせることで、子供も「お母さんってこんなに大変なことを毎日してるんだ」と感じることができ、「自分でできた」という成功体験にもなります。
育児が辛いと感じてしまったら??
◆保育サービスを利用する
産婦人科や、その他の企業がやっている保育サービスに赤ちゃんを預けてみましょう。今は市のファミリーサポート等を利用すれば、1時間800円程で利用出来ることも。
また、赤ちゃんがお昼寝している時間は、小さければ小さいほど長いので、その時間に自分も一緒にお昼寝して体を休めたり、夕飯の用意をしたりと有効に時間を使ってください。
◆実家に頼る
育児が大変な時は、実家に頼ることも必要です。
赤ちゃん1人だけでなく、兄弟がいる場合は特に時間がなく、やることも多くなるので家族に手伝ってもらうことも考えてみましょう。
孫の顔を見たいなと思っているおじいちゃん・おばあちゃんはたくさんいます。ご主人の実家と自分の実家の両方を遠慮せずに頼ってみましょう。
◆ドラマや本を楽しむ
自分の好きな本を読んだり、ドラマやテレビを見たりすることも息抜きには最適です。いつも完璧を目指そうとしないで、しっかり好きなことに没頭できる時間を作りましょう。
◆何もしない日を作る
思い切って何もしない日を作るのもおすすめです。ママが疲れていては家事の効率も悪く、子供も心配してしまうので、上手に休みを取るようにしましょう。
まとめ
育児を楽しむ「3つの原則」を大切に、あまり気を張らずに気楽に取り組むことが大切です。また、否定的なことや決めつけをしないほうが上手くいきます。褒められて嬉しいという気持ちは無限のパワーを発揮するので、自分も子供も認めながら子育てに向き合っていきましょう。
うまくいかないことがあっても心配しすぎず、悩み事があれば、なるべくストレス解消できる場を作り、誰かに相談できる機会を見つけましょう。
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