23 Aug 2016
目次
思いやりがあり、優しい性格の子に育てるには?優しい子の親に共通すると特徴は?
◆子供の気持ちを受け入れる
ほとんどの場合、優しい子というのは、親から優しくされた子供です。ただ甘やかすという意味ではなく、子供の気持ちを受け止め、愛情を示すという優しさです。例えば子供がお花を見て「ママきれいね」と言うなら、「本当ね、きれいね」と子供と気持ちを共有し、「痛い」と言って泣いているなら「痛いね」とそのまま受け入れると子供は安心します。このようにありのままの自分の感情を親に受け入れられた子供は周りの人たちに優しくできる子に育っていきます。
◆親自身が穏やかに
子供に優しくするためには、まず親が精神的に穏やかである必要があるため、親自身も誰かに優しくされることが必要です。一人で頑張らず誰かに頼ったり話を聞いてもらったりして、ご自分の気持ちを楽にする方法を見つけていただけたらと思います。
優しい子を育てるのにNGな親の行動は?
例えば子供に「ママ」と呼びかけられた時に、子供のほうを見ないで「はいはい、何?」と言って返事をすると、受け止められている感じがしません。子供の目を見て、「なあに?」ときちんと向き合って返事をすれば、子供は自分に関心を持ってもらっていると感じます。ですから、子供の目を見ないということは、一つのNG行動と言えます。
また、触れない、微笑まない、褒めない、関わらないということも子供の心を不安定にさせる要因となるため、好ましくない行動といえると思います。
優しい子に育てるために親が気を付けるべきことは?
まずは、親が自分自身に優しくなれるといいですね。例えば、自分が失敗した時に「ああ、まあこんなこともあるよな。でもよく頑張ってるよ」と自分を許して、自分自身に優しくなれたら、子供も親を見て自分を許すことができるようになっていきます。
それが人に対しても同じように現れ、相手の失敗や欠点を受け入れられるようになっていくのです。ですから、お父さん・お母さんはいつも子供のために精一杯やっている自分を褒め、子供に愛情をかけるように自分自身にも愛情をかけてあげてください。
穏やかで優しい子に育てるための親子の関係の作り方は?
大人は、例えば「今日はお友達とこんなことして楽しかった」とか、「こんなことができて褒められた」など子供のポジティブな話は受け入れやすいですが、「こんなことがうまくいってない」「自信がなくて不安で怖い」などネガティブな話は苦手です。
子供がネガティブな話をした場合、心配で「何があったの」「それでどうしたの?」と詰問のようになってしまうこともあります。すると子供は、そういう話をしてはいけないと思ってしまい、自分のネガティブな面を出しにくくなってしまいます。
こうなると、子供は本当に辛い時、親に相談ができなくなってしまい、自分のいい部分しか見せられなくなります。そして、自分の中にあるネガティブな自分を「ダメな自分だ」「良くないんだ」と評価してしまい、自分自身の中に否定感を抱くことになります。反対に親が子供のネガティブな面を受け入れ認めていくと、子供は安心して自分自身を親に見せることができ、「どんな自分でも受け入れてくれるのだ」という親への信頼を持つことができます。
子供の否定的な面を受け入れるポイントは、ただ話を聴くことです。「実はこんなことがあったんだ」と言われたら「ああ、そうなんだ。そんなことがあったんだね」と子供の言葉を受け止めて、アドバイスも否定もせず、ただ聴くことが子供にとっての安心感につながるのです。
まとめ
優しい子を育てたいなら、まずは親御さんが誰かにとにかく優しくしてもらってほしいです。夫や自分の親、お友達やカウンセラーなど、どこか拠り所を見つけて、困ったときはどんどん頼ってほしいと思います。なにより親御さんが幸せで気持ちよくいることが子供にとっては一番幸せなことです。
お母さんが満たされれば、子供にも優しく接することができ、その結果、子供も他人に優しくできる人間に成長していくのではないかと思います。
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