28 Jun 2016
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怒られてばかりの子供はどう育つ?影響は?
よく怒られたり、虐待を受けたりした子供たちは、脳が萎縮すると言われています。それだけでなく、大人の顔色を伺う子になることもあります。そのため、失敗を恐れたり、恐れるあまり挑戦するのが難しくなってしまったりもします。普通なら「これがやりたい」「こうなりたい」という目標があって、それに向かって努力や練習をしますが、怒られてばかりで育った子供は、「怒られないためにこうしよう」と目的が変わってきてしまいます。そうなると、子供が本来持っている力を発揮できなくなってしまいます。
また、怒られて育つと人間関係の構築が苦手になる傾向があります。最初のうちは、自分が我慢してでも人に合わせますが、それがずっと続くと耐えられなくなって、コミュニケーションをとること自体を避けるようになってしまうこともあります。
1歳や2歳の子供を怒ってばかりの母親の特徴は?
1歳・2歳の小さい子供に怒ってばかりいる人は「どうしてうちの子は?」と周りの子と同じようにさせようとしていたり、自分の期待を無理に子供に押し付けたりしていることが多いように思います。
他には、我が子の行く末が不安でたまらないという人もいます。「子供がそんなにわがままを言うまま育ってしまったら、将来わがままな子に育つんじゃないか」「事件を起こすような子に育つんじゃないか」と不安になって怒ってやめさせ、自分の思い通りになるよう育児をしようとします。
このように、心配性な方は子供にすぐ怒ってしまいがちになります。
旦那が子供に怒ってばかりいるときの対処法は?
旦那さんが子供に怒ってばかりで悩んでいる方もいると思いますが、そこは子供と旦那さんの領分なので、まずは口を出さず放っておいてみましょう。そこで、子供が「助けて」と助け舟を求めてきたとき、お父さんと一緒になって子供を怒るのは一番良くないので、「うん。うん。」と優しく聞いてあげるようにしましょう。また、子供の前で「あなたがおかしいわよ」とお父さんのことを悪く言ったり批判したりすることも良くないので気をつけましょう。
もし旦那さんにどうしても言いたいことがあるなら、子供が居ない場所で伝えるようにしましょう。親が喧嘩するところは子供が一番見たくない所だと思うので、配慮してください。
子供に怒りすぎたら謝るべき?どうやって謝る?
必ずしも謝るべきということではないですが、怒りすぎたと思ったら謝るようにしましょう。ただし、その時に言い過ぎたことを謝るのであって、悪い事は悪いとはっきりさせるように気をつけましょう。
言い方としては、「さっきは言いすぎてごめんね。でも、やった事は悪いことだからもうやっちゃダメだよ。」といった感じで言いましょう。
怒りすぎるのを止めて子供に優しくする方法は?
子供に期待しすぎないというのが一番です。親がこうなってほしいという理想と子供がなりたい自分は絶対に違います。親の期待を押し付けたり、期待しすぎたりしないようにしましょう。
また、赤ちゃんは、おなかの中で妊娠したとわかる時期は、プチトマト一個分くらいの大きさしかありません。それが、産まれてくるときには3キロにまで成長して出てくるのです。そんなに小さかった子供が何千倍も大きくなったんだなと思い返すと、それだけでも「よくここまで成長したな」と子供のことを誇りに思えてきます。イラっとした時にはそんなことを考えてみるのもいいかもしれません。
物理的にイライラを押さえる方法としては、アンガーマネージメントと言って、怒りをコントロールするものもあります。その中では、「怒りそうになったら、まず6秒待て」と言われています。つい怒りすぎてしまうとお悩みの方は取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
旦那さんが怒っている原因は、実は自分が怒りたいわけではなく、ママが子供に怒っている姿を見たくないから、夫が先に言ってしまうというような場合もあります。ですから、旦那さんが細かいことを言う時は、「自分が子供に怒らなかったら旦那さんもしかしたら怒らないのかな?」とご自身を見つめ直すことも必要かもしれませんね。
また、自分が子供に怒りそうになったら、すぐに怒るのではなく「そうされたお母さんは辛い」「悲しい」という気持ちを言葉で伝えることで、怒らなくても子供が行動を改める場合もありますよ。
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