子供の感覚過敏!原因や診断、対応の仕方は?


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子供の感覚過敏とは?診断方法や原因、特徴は?

感覚過敏とは、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)が過剰に反応する症状のことを言い、発達障害・自閉症スペクトラムと診断された人の多くに見られます。(逆に感覚鈍麻という症状もあります)

◆触覚過敏

触覚過敏は、決まった肌着でないと着られなかったり、触られることに苦痛や痛みを感じることがあります。また、食べた時の口の中の感触により、食べたくないというものが出てきたりします。

◆聴覚過敏

聴覚が過敏な子供は、周りの音が聞こえ過ぎてとてもうるさく感じる、本当に聞き取りたい声や音が聞き取れないということがあります。そして、聞き取るためにかなり集中しなければならず、音情報の処理に追われてとても疲れてしまいます。

◆視覚過敏

視覚でよくあるものは、虫や光に関しての過敏です。その他に蛍光灯、太陽が異常にまぶしく感じて目が痛くなってしまうことがあります。

◆嗅覚

匂いにすごく敏感で、匂い過ぎて気持ち悪くなってしまうことがあります。

◆味覚

味覚過敏の子供は特定の味のものしかおいしいと感じない場合があります。
そのため、同じものばかりを食べてしまい、偏食になりがちです。

感覚過敏の原因は、中枢神経の不全や、発達に何らかの支障がある可能性があります。
また、感覚過敏は発達障害の症状の1つなので診断というようなものは特にありません。普段の生活の中で親御さんが気づかれることが多いかと思います。shutterstock_70422187

感覚過敏の子供の歯磨きをスムーズに行うにはどうすればいい?嫌がるときの対処法は?

感覚過敏の子供には、歯磨きを嫌がる子供が大変多いです。だからといって、無理やりお母さんが抑えつけてやるのはあまり良くないので、私は電動歯ブラシをおすすめしています。

電動だと刺激が強く感じる場合もあるので子供にもよりますが、短時間で終わるという点では子供にとって負担が少ない方法だと言えます。

また、同じ時間や場所で行った方が安心する、同じコップ、歯ブラシを使うことでうまく行くといったケースもあります。

その他に、大事なことは虫歯の無い頃から歯医者さんに行く習慣を付けるということです。歯医者さんでお口の中にお水や風をシュッとかけてもらうだけでも、子供が口の中の刺激に慣れてきて、歯ブラシも苦痛でなくなったり、歯医者さんも怖くなくなったりします。

歯医者さんには、歯科検診や歯ブラシの指導をしてほしいと言って問い合わせてみましょう。ただし、お子さんが泣き叫んで「帰る!帰る!」と言うようなら、トラウマになってしまう可能性もあるので、無理強いしないようにしましょう。

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感覚過敏で偏食の場合どう克服したらいい?

まず、食べたことの無いものに挑戦させてあげる促しは常にやる必要があります。そうすれば、好きなものが少しずつ増えていき、偏食が改善される可能性があります。

また、ご家族の方が美味しく食べている姿を見せることも効果的です。すると、お子さんも興味を持って自分から食べてみようという気持ちになる場合があります。

とはいえ、味覚の敏感な子は、水の味さえ違いが分かるくらい敏感で、親が治そうとしても克服は難しいものですので、無理やり「何でも食べなきゃダメ」と言うのは、辞めた方が良いでしょう。

また、触覚過敏で偏食という場合は、触覚が気持ち悪く、戻してしまうことも多いです。無理やり食べさせても体が拒絶し口から出てしまうので、それを繰り返すと食べることが恐くなってしまいます。

神経や筋肉が年齢と共に発達してくれば、過敏の具合も変わり、小学校位になると急に食べられるようになることもあります。そのため、小さい頃に「今食べさせないと何も食べなくなる」とは考えない方がいいでしょう。

できるだけ好きなものを食べさせてあげ、足りない分はサプリなどで補うようにしましょう。

子供の感覚過敏は薬で対処することができるの?

子供の感覚過敏は薬では対処できません。興奮や緊張を押さえる薬や精神を安定させる薬を出す医師も沢山いると思いますが、海外に比べると、日本の薬物に対する基準は、非常に緩く、強い向精神薬を子供に与えるというのはリスクを伴うと考えます。

薬を使うリスクを説明しないまま処方されることもあるので、飲まなくていいのなら、飲まない方が良いでしょう。
それよりも先に、まずは食事や日ごろの生活を見直し、工夫してみましょう。shutterstock_61493917

子供が感覚過敏と診断されたらこれからどう接すれば良い?対応の仕方は?

感覚過敏はほとんどの場合、症状をすぐに和らげるということは難しいので、なるべく刺激を少なくしてあげることが最善です。
「まぶしいな」と言ったら、サングラスをかける。「うるさい」と言ったらヘッドホンや耳栓をする、うるさい所には行かないという対応が考えられます。

また、嗅覚過敏を持っていて、嗅覚の刺激が入るために走り回ったり、暴れたりといった行動をとる子もいるので、その場合はドラッグストアなどの臭いの強いところには行かないとうにしましょう。
触覚過敏の場合は嫌いなものだけでなく、好きな感覚のものも決まっている場合が多いです。毛布、タオルなど、好きな感触のものを探して常にそばに置いておくと安心できます。着るものも、毎日同じという方もいますが、好きな服を色違いで何枚も買うことをおすすめします。着心地が嫌なものをずっと着ていると、ストレスに感じ、多動にも繋がりますので気をつけましょう。

まとめ

感覚過敏は、発達障害と診断された方のほとんどに見られる症状です。
ただし、感覚の感度は、その日の体調によっても変わるもので、過敏があるからといって毎日常に過敏になっているわけではなく、調子が良ければ症状があまり現れない日もあります。気圧、季節、天候、ストレス、体の疲労の度合いによっても変わってくるので、症状が出るとき・出ない時の違いをよく観察してあげるといいと思います。子供の頃の過敏が年齢とともに和らぐことはあります。タッチは緩和させる一つの方法です。

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