28 Jun 2016
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子供の発達障害の原因って何?
発達障害は先天的な中枢神経の機能不全で、原因は分かっていません。ただ、遺伝は大きく関係していると私は思います。また、環境的な問題としては、水銀やヒ素などの有害物質の影響という考えもあります。さらに、発達障害の中でも学習障害に関しては、妊娠中の飲酒は関係があると思います。
子供の発達障害の特徴や症状は?
発達障害の特性は様々で、一人一人色んな特性を併せ持つので、特徴が必ずどのお子さんにも当てはまるというわけではありません。
ただ、主な特徴は、言語に問題があるということです。例えば、言葉が遅い、会話ができない、かみ合わないといった症状があります。さらに、意志の疎通が難しいということも特徴の一つです。相手の感情が読み取れない、本音と建前や嫌味が分からないなどコミュニケーションの問題があります。
また、五感の感覚が過敏すぎたり逆に鈍感であったりという場合が多くあります。痛覚を感じなくて、怪我しても気が付かないこともあります。
肉体的な感覚機能も発達が遅い傾向にあります。そのため、動きがぎこちない、不器用、上手く体が動かせないというケースがあります。これが、お絵かきが上手にできない、字が書けないという問題につながっていきます。その他、人によっては多動や癇癪、こだわりといった表面的な症状が出てきます。
子供が発達障害か知るための診断方法・テストは?
発達障害かどうかを知るためには、医療機関に行き検査を受ける必要があります。3歳くらいから発達検査を受けられるので、心配な方は受けに行きましょう。
この検査は、言葉のやり取りがどの位できるか、指示通りに積み木を並べられるか、パズルがどれくらいできるかなどを見て、発達状態をチェックするものです。また、発達障害の症状としててんかんを持っている可能性もあるので、能力的な検査以外に、脳波を測ることもあります。
子供の発達障害が気になったらどこに相談したら良い?
子供の発達障害が気になる場合、相談できる場所としては地域の発達支援センターや行政の相談機関、小児神経科、児童精神科などがあります。ただし、現実として日本では、まだ発達障害に関しての支援が進んでいないので、良いアドバイスを受けられることもあれば、「お母さんの心配し過ぎなのでは?」と言って帰されてしまう場合もあります。機関によってまちまちなので、自分の納得のいく答えをもらえるところへ辿り着くためにできるだけ色々な所に相談しましょう。
子供が発達障害で辛いという方へのメッセージ
行政や医療機関に相談に行っても、現実的な解決法を提案してもらうことは難しい場合もあります。特に行政機関は、診断に関わるようなことはできないので、相談しても慰められて終わるといった場合も多いです。そのせいでお母さんたちは余計疲労が増してしまうのです。ですから、発達障害に非常に詳しい専門家に相談することをおすすめします。そして、もしできれば私の所に相談に来てください。リアルな話をしないと、具体的には何も進みません。
まずは検査を受けてみるというのも一つですが、実際には受診するまでに半年待ち、1年待ちと言われることもあるので、何もアプローチできない時間がとてももったいないです。
まとめ
発達に遅れがあると気付くと、とてもショックでどう動いていいのか分からなくなると思いますが、お子さんの状態がずっとそのままということではく、働きかけ次第でどんどん発達していきます。そのため、そのまま止まってしまうのではないか、ずっと遅れたままなのではないかというふうには思わないでください。私がおすすめしているタッチセラピーなどできることはありますので、どんどんアプローチして行けば発達するということを頭に入れながら、改善を目指しましょう。
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