28 Jun 2016
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こだわりが強い子供は自閉症などの障害の可能性がある?
こだわりが強い子供が必ずしも自閉症や障害であるとは言えませんが、こだわりは発達障害の特徴の1つではあります。
性格的な問題なのか、障害があるのかは、こだわりの程度で大体判断できると思います。
そのこだわりがあった時に、ママが言い聞かせておさまるようであれば大丈夫だと思いますが、そこでどうしても自分のこだわりが通せないと、パニックになる、癇癪を起こす、泣き叫ぶ、暴れるといった収拾のつかない状態になってしまうのであれば、発達障害の傾向があります。
自閉症かどうかはいつからわかる??
親が気付くのが早ければ、早い方は1歳のうちにわかりますが、大体の方は2~3歳で気が付くことが多いです。しかし、気が付かない方は、大人になるまで気が付かない場合もあるので、それぞれ全く違います。
病院などで診断してもらう場合は、あまり小さすぎると診断が下されません。3歳前はあまり断定的に診断名を付けないようです。ただし、先生によっては、「その傾向が見受けられますね」ということを言うことはあるでしょう。
自閉症などの障害を持つ子供はどんなこだわりを持つ?その特徴は?
◆順番にこだわる
自閉症などの障害を持つ子供に多いこだわりの一つに順番があります。例えば道順なら、同じ道を通りたい。生活でも、これをしてから次にこれをするといった行動の順番にこだわりを持つことが多いです。
◆位置にこだわる
自閉症などの障害を持つ子供に多いこだわりの一つに順番があります。例えば道順なら、同じ道を通りたい。生活でも、これをしてから次にこれをするといった行動の順番にこだわりを持つことがあります。
子供によってこだわりは異なり、10人居れば10通りのこだわりがあります。
しかし、その時々によって、違うものにこだわったり、急にこだわらなくなったりすることもあります。ただし、こだわる時期が少し収まって、またこだわり始めるといった波はあまりなく、こだわりが強い子は、あるこだわりが消えたら、次に違うこだわりが出て来るというパターンが多いです。
急にこだわりが強くなる場合は、他にストレスがあるというサインかもしれません。こだわりが非常に強くなってしまった時は、ストレスとなっているものがないか考えてあげましょう。
こだわりが強い子供にはどのように接すれば良い?
◆ストレスとなっている根本原因を考える
こだわりが強すぎると生活に支障が出るので、ご家族は困ってしまうでしょうが、まずは何か強いストレスがかかってないかを考えてあげることが大切です。それを取り除かないとなかなかこだわりが減らないので、こだわりの対処法だけに注目せずに、不安やストレスとなっている感覚の刺激などを相対的に見て取り除いてあげましょう。
◆こだわりに対して厳しく対応しない
こだわりに対して厳しく言ったりすると余計にストレスがかかって癇癪を起こしたり、パニックを起こしたりすることにつながるので、ご家族はこだわりだけに目を向けず、できるだけおおらかに対応されることをおすすめします。
◆ルールを決める
ルールは少しずつ入れていっても良いかもしれません。例えば、繰り返し何時間も同じことをやってしまうような場合は、時間や回数を決めてみましょう。
ただし、一方的に決めるのではなく「これでお願いできませんか?」という形で相談するようにしてください。
◆楽しいことを提案する
こだわりを忘れるくらい子どもが楽しいと思えることをどんどん提案してあげることもおすすめです。違うものに興味を持って、執着しすぎないようになれば、こだわりがおさまる可能性もあります。本人が好きそうなことを色々と探してみてあげましょう。
まとめ
こだわりは、ある程度ストレスの目安とも言えるものです。こだわりが強いということは何かしらのストレスがかかっている可能性がありますので、そのストレスの原因を取り除いてあげると改善することもあります。まずはお子さんにどんなストレスがかかっているのか、原因は何なのかを見極めるように心がけてください。
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