人見知りと発達障害の関係は?極度の人見知り・人見知りしなさすぎるのは心配すべき?


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人見知りしない・激しすぎる場合は発達障害?自閉症?見分け方は?

人見知りは通常生後5~6ヵ月位から始まりますが、この頃に全く人見知りをしないという場合は、要注意です。人見知りをしないからと言って必ずしも発達障害であるとは言えませんが、可能性が高いと言えるでしょう。なぜなら、自分の母親をきちんと認識していれば、お母さんと他人を比べて人見知りするものだからです。人見知りをしないということは、区別がついていないということなので、関係性の確立がなされていないということになります。
逆に人見知りが激しすぎる場合は、発達障害ではない、とも言いきれませんが、可能性は低いと思われます。

発達障害の子どもで人見知りしない場合は、全く知らない他人にまで声をかけてしまったりします。知らない人でも「おいで」と言われたら簡単に抱っこされてしまいます。性格として人見知りしないという子もいますが、少しは警戒心があるはずなので、発達障害の子供とは反応に違いが見られます。

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赤ちゃんの人見知りが激しい原因と克服方法は?

人見知りが激しいということは、怖がっている訳なので、無理やり背中を押しても、もっと怖くなってしまうため逆効果です。怖いことを誰も分かってくれないという状態は余計に不安です。激しい場合は、無理に直そうとせずに、怖がったらすぐママの所に戻してあげましょう。
人見知りが激しい子供でも、発達障害でなければ成長とともに治っていくものです。

赤ちゃん・幼児が人見知りしない理由は?

産まれた時から大家族のように、大勢と接する機会が多い環境で育つと、単に社交的でコミュニケーション力が高いために人見知りしないケースもあります。
ただし、そうでなければ、認知機能、社会性の発達が遅れていると考えられます。また、本能的な防御機能が弱いとも言えるでしょう。

赤ちゃんの人見知りの時期はいつからいつまで?

通常は5~6ヵ月位の時にお母さんと他人を認識できる能力が付いてくるので、その頃から人見知りが始まります。ただし、個人差は大きく、長い子なら2歳3歳までお母さんの後ろに隠れていることもあります。shutterstock_2460481

2歳や3歳で人見知りが激しい赤ちゃんは発達障害なの?5歳でもする子もいる?

大きくなってからの人見知りは、新生児の時の人見知りとは違い、さらに恐怖心を感じやすい傾向がある子供に見られます。人だけでなく、新しいことや初めての場所など色々なものに不安や恐怖心を感じているのだと思います。2歳・3歳になってから人見知りするかしないは、発達障害の大きな判断基準にはならないので、それだけでは特定できませんが、他にも気になる症状が見られる場合は専門家に相談しましょう。

まとめ

5~6ヵ月頃から1歳にかけて、ほとんど人見知りしないという症状が見られる場合は、自己認知・他者認知ができていない可能性があるので、発達障害傾向を疑って問題ないかと思います。ママと他人が区別できていないということは、ママ自体が認識できていません。ママは子供にとっての最初の他者なので、最初の他者が認識できていないということは、自己も認識できていない可能性があるのです。
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