17 Jun 2016

目次
赤ちゃん返りとは?どんな症状なの?
赤ちゃん返りの主な様子は、抱っこをせがんでくる、夜泣きが始まる、指しゃぶりをする、できることをできないふりをする、下の子をいじめる(噛む・ひっかく)などが多くみられます。今までできていたことが突然できなくなったり、急に甘えん坊になったりもしますね。
赤ちゃん返りの原因は何?
赤ちゃん返りの原因で一番大きなものが、下に兄弟ができることです。今まで家族の愛情を独り占めしていたのに、一気に周りの人達の注目が赤ちゃんに向いてしまうため、赤ちゃん返りするお子さんが多いです。しかし、赤ちゃんがかわいくない、嫌いというわけではありませんので安心してください。
また、環境の変化によるストレスや、誕生日前、進級前など、ひとつ大きくなることへの不安なども赤ちゃん返りの原因となることがあるので、赤ちゃん返りが見られたら、お子さんの気持ちを考えてあげ、不安を取り除くことが一番です。
一人っ子でも赤ちゃん返りはある?
そもそも赤ちゃん返りと言うのは、今までできていたことができないと言ってみたり、やってほしいと大人にお願いしたり、甘えてきたりすることなので、一人っ子の子でも赤ちゃん返りはあるでしょう。
一人っ子の赤ちゃん返りは、何か不安を抱えていることの表れの可能性もあるので、注意深く様子を見てあげましょう。
赤ちゃん返りした時はどうする?どんな言葉をかけるべき?
◆二人きりの時間を作る
赤ちゃん返りしてしまった時は、まずは上の子と2人きりの時間を作りましょう。お風呂に二人で入る、赤ちゃんが寝ているときに膝で絵本を読んであげるなど、ママを独占できる特権をつくってあげましょう。
◆スキンシップをとる
幼児期の子供のストレスはスキンシップで解消できると言われています。抱っこをしきりにせがんできたり、今まで以上にくっついて来たりするのは、お子様からのサインかもしれません。ぎゅーっとハグしたり、背中やお腹をなでたり、手や足をマッサージしてあげたり、くっついているだけでも穏やかな気持ちになってくれます。
◆授乳中の気遣い
また、赤ちゃんに授乳をしていると上の子がヤキモチを焼くこともあります。「お兄ちゃん(お姉ちゃん)もいっぱい飲んでくれたよね。ありがとう。」と声をかけたり、「一生懸命飲んでいるから応援してあげようか」と一緒に協力してもらったり、飲みたいと言ったら飲ませてあげると落ち着くかもしれません。
◆赤ちゃんは味方と教える
赤ちゃんにママを取られた!と思ってしまうと赤ちゃんに攻撃的になってしまうこともあります。ですから、「赤ちゃんは味方なんだよ」ということを教えてあげましょう。
また、育児に参加してもらうのはいい方法です。例えば、「オムツを持ってきてくれる?」と小さなお手伝いをお願いする。持ってきてくれたら「ありがとう!!!ママ助かったわ~。赤ちゃんもお兄ちゃん(お姉ちゃん)が持ってきてくれたから喜んでるよ~」と声をかけてあげると、上の子はもっとやってあげようと思ってくれます。
◆要求を聞く
どうしても自分の方を向いてほしいとき、「赤ちゃん抱っこしないで!」なんて言う子もいると思います。そういうときは、上の子の要求を聞いてみましょう。ただしその時は、お兄ちゃん・お姉ちゃんから赤ちゃんに断りを入れてからにします。上の子も一緒に「赤ちゃん待っててね」とお願いして、上の子の要求を聞いてあげます。「そろそろいいかな?」と上の子に提案して、戻った時には「待っててくれてありがとう」と声をかけると、上の子は「ママはこっちを向いてくれたし、赤ちゃんは待っててくれたんだ」と思えるようになります。
3歳・4歳・5歳の赤ちゃん返り!対処法は?
甘えは受け入れてあげましょう。はなから否定せず、どういう気持ちでいるのかを考えてあげることが大事です。
甘えを聞いてあげたいけどできないときは、言葉で話せばわかります。「今は◯◯してるから、5分待っててくれるかな?」、「あなたのことを見てあげたいんだけど、今は何をしているからできないの、これが終わったらできるからね。」と具体的に説明してあげましょう。
お母さんを困らせたいというより、お母さんに自分の方をしっかり向いてほしい、わかってほしいと思う気持ちから起こす行動ですので、しっかり向き合ってあげましょう。
まとめ
小さいお子さんでも、大きいお子さんでも、赤ちゃん返りには必ず理由があるはずなので、頭ごなしに「何でそんなこと言うの!?」「できるでしょ!?」と否定するのではなく、甘えたい想いを受け止めた上で、どうしてなのかな?と考えてみてあげてください。
例えば、靴が履けるのに「履けない!履かせて!」と言ってきたら、「今日は履きたくないのかな?ママに履かせてほしいのかな?」と共感する。履かせてほしいと言ったら、「今日は、ママが履かせるね。でも、きっと◯◯ちゃんは、自分で履けるから、今度は自分で履けるといいね」と提案してもいいですね。
甘えたいと寄ってきたなら、一度手を止めて、お子さんの目を見てぎゅーっとハグして、甘えを受け入れてあげてください。
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